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食物繊維を侮るなかれ

このブログは薬剤師であり武蔵野大学講師で薬学生に調剤実習の授業を受け持つ私が、楽しく・ハッピーに笑って人生を過ごして欲しい!と思って毎日投稿しています。
 人生をあなたらしく素晴らしいものにするためには、「健康」でなければなりません!目指すは「オプティマルヘルス(最善の健康)」です。健康であるのは当たり前、健康度マックスの状態を目指し若く美しく歳を重ねるヒントを発信していきます。

 健康には次の3つが不可欠です。重要度の高い順に【空気】【水】【栄養】です。これら3つの知識を中心に、健康づくりにはもう一つ欠かせない【習慣化】を組み合わせた内容をお伝えします。

 本文の最後にお題を出しています。ぜひ実践してあなたの健康度を高めるための発想力を磨きましょう。実践なくしてオプティマルヘルスは無し!!あなたはもっと健康になって人生を楽しめるはずですよ! 

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体に必要なあぶらのはなし
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題名「食物繊維を侮るなかれ」

保健指導リソースガイド記事より

母が妊娠中に食物繊維をとると、子は成長後に肥満やメタボになりにくい 母体の腸内細菌叢が改善

◆腸内細菌は住んでいる場所で特徴がある?

 腸内細菌は数百兆個という、重さにして約2kgがお花畑のように並んで住んでいます。これだけの数あるので、指紋のように人それぞれの菌や数があり、あなたの食習慣や環境で変化し続けています。

 僕は最近知ったことなのですが、腸内環境を整える菌で有名な「乳酸菌」と「ビフィズス菌」。これ、働く場所が小腸と大腸で違うことって、知っていましたか?乳酸菌は小腸で、ビフィズス菌は大腸で働くんですよ!

まとめ:腸内細菌の特性を知っておく

◆やはり健康は知ることから始まる

 もしあなたが便秘だったとして、大腸に便が溜まっているタイプなのに一生懸命に「乳酸菌」を取り込んでも、効果はあまりないということです。逆に小腸の動きが悪いのに、ビフィズス菌だけ取り込んでもダメということです。

 腸内環境は個人差が大きいため、テレビでやっていたとか、売れているからとか、友人から勧められたとかで選んでも、効果があるかどうかはわかりません。現在は郵送やアプリでも腸内細菌を詳しく調べることができるので、定期的に検査されると良いでしょう。

まとめ:知ることから始まる

◆くすりの影響も大きい

 腸内細菌は細菌ですから、抗生物質の影響を強く受けてしまいます。ようやく医師の小児や高齢者に、風邪の症状で抗生物質を処方することを控え始めましたが、数年前は当たり前のように抗生物質をバンバン処方していました。

 少し前に、あるハンバーガーチェーンのハンバーガーは、2年以上経過してもカビが生えないと話題になりました。今、人が亡くなっても腐らないんですよ!知っていましたか?葬儀屋さんで遺体の腐敗を防ぐため使うドライアイスの大きさが小さいらしいんです。

 単なる鼻水が出ただけで、すぐに受診させる親御さん、安易に処方する医師、それを当たり前に飲ませる薬剤師。女性に大腸がんが多い原因の一つに、抗生物質の乱用があるのかもしれませんね。

まとめ:抗生物質の乱用で体も変化した

◆食物繊維の本質

 食物繊維は、腸内細菌の環境を良くします。腸は小腸と大腸があります。小腸は体の中に入るための関所です。つまり、食物繊維はあなたの体を健康にすることも、病気にすることもできる物質なのです。

 小腸の壁から、物質は体の中へ取り込まれます。小腸の壁は正常であれば一定の大きさの物質しか取り込まれません。しかし環境が悪くなると、壁に穴が開き、大きな物質まで体の中に入ってしまいます。それが有害物質だと、追い出そうとして体が反応します。これがアレルギー反応です。

 小腸の状態が、あなたの体質を決めています。手足の冷えも花粉症も、アトピーも喘息も、腸内環境を整えることから始めると良いでしょう。食物繊維が整えてくれます、アレルギーや冷えで悩んでいるなら、一度、腸内細菌を調べると良いですね。

まとめ:関所である小腸の環境改善には、食物繊維が必要

◆約20グラムの質が決める

 食物繊維は1日に約20グラム必要です。この20グラムがあなたの全身の健康の要だとしたら、もっと真剣に食物繊維を食べようとするでしょう。

 ビタミンやミネラルを摂取することも必要ですが、食物繊維も蔑ろにしないこと。小腸は栄養素の入り口、大腸は有害物質の排出場所です。食物繊維の質と量にもっと気を使われることをお勧めします。

まとめ:食物繊維を深く調べてみよう

今日の実践
「食物繊維について、あなたなりに調べてノートにまとめてみる。」

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