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気持ちいい所に向かって行け

人生が息苦しいとか、もうやめてしまいたいとか、早く生まれ変わりたいとか、そんなことばかり考えてしまう最近の私。それでも生活を続けられているのは、音楽の支えがあるからだと思う。

「音楽さえ聴いていればどんな環境でも生き延びられる」だなんて、もちろん言わない。しかし、音楽に心の闇を振り払ってもらった経験は多くの人にあるのではないだろうか。

ここまで書いてから6秒くらい考えて、心を守ってくれる音楽には実は2種類あるのではないか、ということを思い付いた。それは以下の2つだ。

1つ目はまるでカーテンからやさしく差し込む光のように、心を覆う闇を照らし、晴らしてくれるような音楽。

2つ目は、心に潜む闇もあなたの大事な一部なんだよと教えてくれる音楽。

このノートを書き始めたのは、この2つのうち前者のものについて書こうと思ったからなのだが、後者も私を何度も救ってくれたことを思い出した。とは言え、数分前の私の考えに従って、今回は前者について書きたい。(後者についてはまた今度書くかもしれない)

さて、予想外に前置きが長くなってしまった。

今回書きたいのはnever young beachというバンドのことだ。

彼らが奏でる音楽を聴くと、私のような真の根暗人間でも身体を揺らしリズムを取り始めてしまうのだから不思議だ。彼らの音楽をまだ知らない方はぜひ聴いてみてほしい。

私は特別音楽について詳しいわけではないので、偉そうなことはいえない。しかし私なりに彼らの特徴をまとめると、

①ボーカルの印象的な声

②軽やかな楽器の演奏

③なんでもない歌詞

の3点だろうか。

何とも薄っぺらいまとめだが、このnever young beachというバンドにはこれら3点が非常に上手く共存し、聴く人の心を軽くしてくれる作用を生み出している。

私がどうしようもなく悩み呆けている時でも、彼らの音楽を聴くと「あれ?なんでこんなことで鬱々としていたんだろう?」と思ってしまうのだ。

もちろん、曲を聴くことにより得られるウキウキ感は期間限定で、しばらくするとまたあれこれと悩み始めるのだが。

何はともあれ、この記事を書いている私は今、彼らの音楽の魔法の中にいる。

ちょうど今流れている曲の歌詞を少しばかり引用して結びとしたい。

うまくいくことばかりじゃないが うまくいかないことばかりでもない 大体のことはどうでもいいのさ (魂のむかうさき/never young beach)

とりあえず、今夜はウキウキ笑って過ごせそうだ。

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