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親ガチャという価値観に振り回されない期待値を超えるマインドセットの考え方

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みなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、毎月第1・第3月曜日の8:00に更新をしています。

「親ガチャ」という言葉が話題になりワイドショーなどでも取り上げられたりもしましたが、若い世代ではこの「親ガチャ」という価値観に共感する声が多かったようです。

それ以外には最近は上司ガチャという言葉もあるようですが、最近では数少ないネットの声が大きい人たちの価値観に振り回されて囚われてしまっている人が多いように感じます。

▷親ガチャは本当に事実なのか?

親ガチャとは、人生は生まれた環境で決まってしまうので、無駄な努力はやめようという考え方です。このような人生論は、親ガチャという言葉が流行る以前から普遍的に広がっている考え方でもあります。

昔から遺伝に関する一見説得力のあるデータがよくみられるのですが、そのデータは本当に正しいデータなのでしょうか?

▷スタンフォード大学のキャロル・S・ドゥエック心理学教授の研究

小学6年生の子供たちを対象に「心のあり方」と成績の関係を研究しました。
頭の良さは「生まれつきだと思うか」(親ガチャで決まるのか?)「努力次第では頭は良くなっていると思っているか」を尋ね子供達をふたつのグループに分けその後の2年間の成績を追跡調査をした。

その研究結果は、

成績がおちていていったのは頭の良さは生まれつきだと思っていたグループ。一方で、努力次第だと思っていたグループの成績は上がり続けた前者は「自分が数学が苦手だから」などと努力しなかったり、先生の教え方のせいにして責任転換する傾向が見られた。

一方で能力は努力で上がると信じていた子供たちは課題と向き合い、学習に励んでいった。また、能力よりも努力を褒められたグループの方が成績が上がっていく事もわかった。そして子供たちは、努力することにより能力が上がることを学んだ。

この研究では、比較対象群を用いて研究し検証しているデータはエビデンスとして有効だと思います。このような研究結果の事実から親ガチャは事実ではなく、あくまで主観的な価値観であるということがわかります。

▷なぜ、このような運命論が人気なのか?

人間というのはとにかく怠けたい。ほとんどの人は「やる」と決めたのに97%はできないと言われています。期待値を越えられないそんな自分を肯定したい。

もし、環境や遺伝に運命が決められているとしたら、

・人生がパッとしないのも自分のせいではない
・自分が出世しない理由は学歴に原因があるからだ。

と原因を自分以外のせいにする事で一時的な心の安らぎを得ることができます。ですが、いうまでもなく人生は自ら切り開くものであり、逆境を跳ね返し成功している人など身近なところにいくらでもいます。

▷多くの人は事実を見ようとせずに自分の中の正義を真実だと正当化します

自分の期待値を超えることができないことは、本来は自分の問題であり、97%の人がやると決めたことをできないという「事実」があります。

ですがその事実を認めとようとせずに、できなかった理由を真実だと正当化するのです。

真実は人の数だけありますが、事実は起こったことだけです。つまり現実を見ようとしないで誰かの価値観に「同調」しようとしているのです。

事実を見ずに客観的に自分と向き合うことをしないから期待値を上げられないのではないでしょうか?

▷親ガチャという価値観に惑わされずに自分の期待値を超えるためには?

世の中には様々な他人が発する価値観があり、その価値観を自分の都合の良いように捉え、同調してしまうことで事実から目を背けてしまいます。

そのような価値観から脱するためには、マインドセットが必要です。
前述した研究結果にもあったように、何事もマインドセット次第であり、マインドセットが結果に大きく影響するのはごく当たり前です。

親ガチャのせいではない!
しかし、これをわからない人があまりにも多い。なぜかというと人間は怠惰だから。決めたことができないのは普通の人です。世の中の97%はできない人です。できない人の側に入ると自分の期待値を超えられないでしょう。

逆に3%以内の人間になれるのならば期待値を超えていくことができます。

学校の成績からビジネス、恋愛の全てにおいて成功する人たちは、ほぼ全員が成功するマインドセットを持っています。

▷期待値を超えるマインドセットをする為には瞑想空間でのマインドセットが必要

瞑想空間とは、「自分が瞑想状態に入ったときに訪れる感覚的な空間」のことです。その空間とは、瞑想によって内面と向き合い、さまざまな自分の感情に気付き、 自分自身を見つめ直し、ありのままを受け入れることができている状態ということです。思考で無理やり考えるマインドセットはその考えを継続することができません。

「腹に落ちる」という言葉がありますが、頭で理解するのではなく、感情を感じとり心で理解することです。ここまでの状態でようやくマインドセットができたという状態にあるのです。

瞑想空間でマインドセットができたということは、しっかりとした「自分」を持つことができたということでもあります。周りに振り回されずに自分が望む自己実現に向けて行動を起こし継続することができるようになるでしょう。

皆さんもぜひマインドセットを意識して自分の期待値を超えられる3%に入れるような努力をしてみてはいかがでしょうか?

合言葉は「やれば出来る!!」です!

最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。

株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大

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