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ガイ・カワサキによる「 10/20/30 」の法則

通常ピッチは資金調達の際に行うが
しかし、広い意味で「ピッチ」とは
「同意」を得るためのプロセスの一つだ。
お金だったり、採用だったり、パートナーシップだったり
営業に関しての同意だ。

「我思う故に我あり」という諺があるが
起業家にとっては
「ピッチする故に我あり」だ!
起業家には常にピッチが不可欠だ

これは私が作った 10/20/30 の法則だ
最初の10は
【理想的なスライドの数は10枚】
15枚とかでもいいが、みんなやりたがる50枚なんかはダメだ
ここに表示されている項目を上手にカバーすることばできれば
次のステップはデューデリだ

10スライドの内容
①課題(problem)
②解決策(Your solution)
③ビジネスモデル(Business model)
④強み・技術(Underlying magic/technology)
⑤マーケティング・セールス(Marketing and sales)
⑥競合(Competition)
⑦チーム(Team)
⑧予測・マイルストーン(Projections and milestones)
⑨現状・予定(Status and timeline)
⑩まとめ・行動喚起(Summary and call to action)

多くの人は50枚のスライドを用意すれば
オーディエンスはその内容に圧倒され
「どのように送金すれば良いですか」ってんると思っちゃう
そんなことには絶対ならない

ピッチの目的は次のステップである
デューデリに繋げることだ
そのミーティング内だけで
資金調達やパートナーシップや営業の契約をするためではない

次の数字は20だ
20分で10枚のスライドを利用する
ミーティングの時間は60分かもしれないが
絶対に遅れてスタートする
相手の重役が遅刻してくる
Windowsのパソコンを使ってたらプロジェクター接続に手こずる
何かしらのトラブルが発生する

3つめ
フォントサイズは30ポイント
1番小さい文字サイズは30ポイント!
この点を抑えるだけでもスライドに関する
ほとんどの問題が解決される
多くの人が8,10,12ポイントの文字を使って長い文章を書きたがる
そして、それをピッチ中に読んでしまうんだ
人間は話すよりも早く読む事ができる
だから言いたい内容を全てスライドに書いてしまったら
君の説明が終わるより先に彼らは「終了」してしまう
理想的な文字サイズは30ポイントだ
もしこのルールが硬すぎると思うならもう一つの法則を教えよう
ミーティングの参加者の中で一番の年配者を見つける
その人の年齢の半分の文字サイズを使う
なので16歳向けのプレゼンでない限り8ポイントの文字は使うなよ!

※デューデリ
デューデリジェンス(Due Diligence)。投資を行うにあたって、投資対象となる企業や投資先の価値やリスクなどを調査すること

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