3日連続のヒーロー(7月26日~28日/阪神vs中日○○○)
(画像は6/30のもの)
7月26日 阪神vs中日(甲子園) 5-1/○
オールスター明け、後半戦残り53試合は甲子園での中日戦からスタート。
18時過ぎに退勤してスポナビを開いたときは、初回でノーアウト2、3塁といういきなりのピンチだった。しかしさすがは村上投手、0点におさえて切り抜けた。
引き続き電車に揺られながらテキスト速報だけ追っていると、1回の裏は、近本選手が四球で出塁、中野選手の送りバントで形を整え、佐藤輝明選手と大山選手の連続タイムリーでなんと2点先制。
ここで少し、もしかして? と思う。
村上投手はこの日、毎回ヒットは打たれるものの失点にはつなげないような粘り腰のピッチングで、5回表、カリステ選手のタイムリーで1点を返されるも、結果的には6回1失点の好投をみせ、勝ち投手の権利を持ったままマウンドを降りた。
7回表は石井投手が素晴らしいピッチングで3者凡退に抑える。
7回裏、坂本捕手のヒットを、この日昇格した長坂選手が送りバントで2塁へ。近本選手の四球もあって2アウト1、2塁の状況で打席に立ったのはチャンスに強い森下選手。ファンの期待を一身に背負った大きな放物線は、見事レフトスタンドに吸い込まれていった。
8回は桐敷投手、9回はゲラ投手が抑えて5-1で試合終了。
振り返ってみれば、クリーンナップ全員に打点がつく素晴らしい後半戦の滑り出しとなった。
ヒーローインタビューは村上投手、佐藤輝明選手、森下翔太選手。
阪神:村上/石井、桐敷、ゲラ-坂本
中日:小笠原/藤嶋、祖父江-加藤匠
7月27日 阪神vs中日(甲子園) 7-3/○
お昼に映画(「密輸1970」)を見たあと、夕方から友だちと食事。野球の話や、友人が好きなバスケの話をしながらおいしいものを食べ、お互い観戦があるので早めに解散をした。
ご飯を食べてる間もスポナビを見ては「先制!?」「5点!?」となっていたのだけれど、帰る頃にはなんと7点もとっていた。オールスター前は2日連続で3点以上取るなんてことはほとんどなかった。
そしてその内容を見てみると、
1回裏は近本選手出塁、中野選手が送り、森下選手のタイムリーで1-0
3回裏は近本選手出塁、中野選手も安打で出塁と形を整え、森下選手、前川選手、木浪選手それぞれのタイムリーで5-0。
5回裏は森下選手の二塁打から佐藤輝明選手、大山選手とタイムリーが続いて7-0。
昨日に続いて、もしかして、、という気持ちが高まる。
9回表、加治屋投手が1アウト満塁のピンチで2失点をしたところで、セーブシチュエーションとなり、岩崎投手に交代。最後の1アウトを2球でとり試合終了。
岩崎選手はこれで通算81セーブ、483試合登板となった。
7回裏の打席で負傷交代していた前川選手のことが気がかりだったけれど、ベンチに戻っていたのでほっとする。どうやら足が攣ったとのこと。肉離れなどではなくてよかった。
ヒーローインタビューは2日連続の森下選手と大竹投手。
阪神:大竹/加治屋、岩崎-坂本
中日:メヒア/勝野、岩嵜、福-加藤匠
7月28日 阪神vs中日 4-3/○
昼は海外赴任中の弟が帰国していたのにあわせて実家に集まった。
9か月の甥っ子は、もうハイハイもできるし人見知りもするようになっていて成長著しい。単身赴任の弟の健康状態は心配だったのだけど、ゴルフでこんがり日焼けしており、まあまあ元気そうだったので安心した。
夕方解散して家についたところで(2回裏)大山さんがホームランを打った。表で細川選手のホームランがあったので1−1の同点になる。
6回裏、佐藤輝明選手の二塁打、大山選手のヒットでノーアウト1、3塁のチャンスに代打で登場した前川選手が勝ち越しのタイムリーを打った。前川選手の打席を見ているといつも、低い位置から掬い上げるような打ち方が本当にかっこいいなと思う。
そして3-1で迎えた9回の表。マウンドは当然、岩崎投手だった。
岩崎投手は連投が苦手なイメージがあるので、少し不安がよぎる。そしてやはりというか、この日は調子が安定しないようで、先頭出塁を許すと、そこからノーアウト満塁までピンチが広がってしまった。
田中幹也選手の打球を中野選手が2塁アウトにするもその間に1点返され1アウト1、3塁。
さらに中田翔選手のタイムリーで同点に追いつかれた。
岩崎投手の、ウル虎の夏ユニフォームにあわせた深緑のキャップが、画面越しにも汗で濡れているのがわかる。続く龍空選手の打席で再び満塁となり、もう交代させてくれと思ってしまう。
でも試合後の監督インタビューには、勝ち越されるまでは岩崎投手でいくつもりだったとあった。
もちろん、延長を見越してリリーフを温存したいということでもあるだろうし、それが抑えの投手の責任でもあるということなのかもしれない。
岩崎投手はそこからなんとか2アウトをとり、ぎりぎり同点に踏みとどまった。
ベンチに戻る岩崎選手を笑顔で迎え入れる西勇投手の姿が印象に残る。
今、リリーフは岩崎投手、先発は西勇投手がリーダーのような役割を務めていると思うし、ここまで特に投手陣が耐えてきたシーズンだと思うからこそ、こういった年長組の支え合いにはぐっときてしまう。
9回の裏、2アウト満塁のチャンスを作るも得点はならず、延長戦にもつれこむ。
10回の表、石井大智投手が3者凡退で流れを断ち切る。
11回の表も、岡留投手が3者凡退に抑える。
そして11回の裏、中日は打順との相性をみてか同点のタイミングで守護神ライデル・マルティネス投手を出してきた。
そして、先頭、近本選手がヒットで出塁、中野選手が送りバントをきめ、森下翔太選手がサヨナラヒットを打つという「良い時」の打線を見せて試合終了となった。
金曜日からずっと「もしかして」と思っていた。
昨年の優勝の立役者でもある、宝物のような1、2番も、頼もしいクリーンナップも、今シーズンはずっと調子が定まらなかった。そのような中、打線を組み替えたりファームで調整をしたり、新しい戦力の台頭に助けられつつ、なんとか走ってここまできたというようなシーズンだと思う。
でも、ついに復調かも、という気持ちになる3連勝だった。
まだわからないけど、でも、今シーズンが終わる時思い出しているのはきっと、森下翔太選手の4月3日のこのヒーローインタビューだと思う。
ヒーローは3日連続の森下選手と、岡留投手。岡留投手の初々しいヒーローインタビューも印象的でした。
阪神:西勇/桐敷、ゲラ、岩崎、石井、岡留-梅野
中日:松葉/岩嵜、清水、橋本、松山、藤嶋、マルティネス-木下、加藤匠、石橋
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