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コーヒーと音楽・一日一微発見003


さっき東京の家に立ち寄ったら、福島の郡山にあった伝説のカフェplaytimeの焙煎家・丹治さんがコーヒーの淹れ方ワークショップをやっていらっしゃった。
僕もおよばれに。
丹治さんとは、初対面だったが無類のブラジル音楽好きで、盛り上がってしまった。
カルロス・ジョビンとバンダノーヴァ。坂本龍一さんのアルバム『casa』のこと。
僕は幸運にも、坂本さんがジョビンの家でレコーディングしたこのアルバムに立ち寄って取材することができた。
codeでスペシャルボックス『ブラジルボックス』も作った。
写真は米田智子といっしょ。
YouTubeでジョビンのアルバム『Inédito (1995年) 』を丹治さんが淹れてくれたコーヒーを飲みながら聴いた。
ブラジルの2種類の豆と、インドネシアとエチオピアのブレンド。
嬉しくなる味。
音楽と味は見えない。イメージの賜物。
ヴィジュアルアートは、見えているのに、見えてなくて、見えるようにしなくてはならない。
そんなことを考える。
コーヒーの味の余韻が、カラダの中に漂っている。

https://www.youtube.com/watch?v=vpLLKvDAXNI&list=PLHDeQfUNVZ5yICOioiyUJN-4UAU-ZE1-a

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編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。 ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。 僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。 それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…

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