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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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2023年6月の記事一覧

トップギャラリー、ハウザー&ワースがメノルカ島につくったアートサイトを見に行く/一…

「直島」を想像してもらうとわかりやすいが、アートとツーリズムが世界的に結びつくこと、これ…

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アートバーゼル2023、これからのアートワールドの行方は?/一日一微発見381

アートワールドにおけるマーケットのメインステージは、本拠地バーゼルでのアートバーゼルであ…

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裸の眼で見る③クロード・モネの「睡蓮」をアップデートして考える/一日一微発見380

モネの「睡蓮」の絵は、彼の晩年に描かれたシリーズだが、それこそが20世紀(象徴性にも、1900…

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「アート思考」のことをスイスで考える/一日一微発見379

コロナの間の3年ほどブランクがあったが、久しぶりに本気でヨーロッパの美術館やギャラリーを…

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裸の目で見る②ベラスケスとゴヤの絵を見にプラド美術館に行く/一日一微発見378

絵の力はどこから来るのだろうか? 人間の歴史の中で、膨大な絵画が描かれてきた。しかし、そ…

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日本の美術をアップデートする ⑥京の日本画(下) 橋本関雪/一日一微発見374

日本画家・橋本関雪の大回顧展が始まった。生誕140年という、数字的には「中途半端」な年にも…

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日本の美術をアップデートするということ⑤ 京の日本画(上)木島櫻谷/一日一微発見373

今年の日本画、とりわけ「京の日本画」を考える時の目玉は、木島櫻谷と橋本関雪かもしれない。 櫻谷は近年「再評価」が進んでいるらしく、京都や東京の美術館で巡回展が行なわれ、また、橋本関雪は生誕140年目にあたるということで、京都は自宅・アトリエであった白沙山荘だけではなく、嵐山の福田美術館、嵯峨嵐山文華館の3館で同時に開催されるという。 僕は日本画に関しては専門外だから、好きで見てきたにすぎないが、先日、木島櫻谷の展覧会場をゆっくりと見てまわりながら、櫻谷を見る時にいつも感じる

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