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今さらですが、2019年度のハイライトを振り返ります。

まもなく独立して1年が経とうとしています。気がつくと、納品した記事は200近く。インタビューした数は120を超えていました。

継続的にお仕事をいただけることに何より感謝しつつ、2019年の仕事を振り返りたいと思います。人生で最も脳細胞を酷使した1年だったな……。

【2018年12月】

全ての始まりはここからでした。未経験でライターを募集していた仕事旅行社に応募し、そこで書いた記事が「編集職人大賞」を受賞しました。

はじめてのインタビュー記事の執筆。「この作業、自分の思ってることを書くのと全然違う……!」と戸惑いながら、本当に苦しみながら書き上げた記事が、独立のきっかけになりました。

【1月】

引き続き仕事旅行社で記事を書けることになり、次書いたのが、日本の伝統技術を世界に進出させるという仕事体験。魅力的な内容だけあって、公開後1ヶ月近く人気旅として上位にランキングしました。

聞けたお話が素晴らしいほど、書く手が震える……。かなり緊張しながら書きました。たぶんこの記事は書くのに15時間くらいかかっています(笑)。

【2月】

日本仕事百貨を運営するシゴトヒトが「文章で生きるゼミ」という文章教室を開くことを知り、迷わず参加しました。そのときの卒業制作がこちら。

以前、日本仕事百貨で転職したことがあり、そのときからこの求人の「決して押し付けがましくないのに、読み手を動かす力のある文章」はどうやったら書けるんだろう?と興味がありました。この講座では、そのノウハウをナカムラケンタさんから存分に学ぶことができました。

【3月】

会社は2月で退職。来たる独立後に向けて昨年末に参加したイベント「東京ライターMeetup‘2018 忘年会」で知り合った方が、その後の私のSNSを見て仕事を紹介してくださり、運良く3月から暇することなく今日に至ります。

振り返れば、「当時の私、実績ゼロだったのによくこのイベント行ったな」と、自分の行動力に感心します。何も持ってなくても、交流会って行く意味あるんですね。

仕事旅行の執筆実績はこちら。

フラワーサイクリストの河島さんのことは、クリスマスで使った花を再利用する話で知った人も多いのではないでしょうか。河島さんのカリスマ性のおかげで、毎回満席の人気旅になりました。

【4月】

GIGさんからのご依頼で、Wantedlyに掲載するインタビュー記事執筆などの仕事をいただけるようになりました。GIGの編集メンバーはとても信頼のおける方たちで、いつも気持ちよく仕事をさせてもらっています。感謝です。

【5月】

PR会社時代に面識のあったSportieで書けることになり、マイナースポーツの企画を出してTwitterで見つけた選手を突撃。競技の魅力と応えてくれた林伸伍選手の熱い想いを表現しようと必死に書きました。撮影も私です。

5月は私のライター人生を左右する特別な時間を過ごしました。西村佳哲さんが不定期で開催している「インタビューのワークショップ」に参加し、人の話を聞くということを遠野の山奥で1週間集中して学びました。

西村さんたちと過ごした1週間はとても一言で表すことはできません。ここで学んだことを、そのあとも自分の中で育て続けている感覚があります。

【6月】

そのワークショップを終えて、早速インタビューに臨んだのがこの2つの記事。「聞くこと」に関して学んだことを実践できた手応えはある一方で、今まで以上に文章力に課題を感じるようになりました。

文章の書き方に関する本や先輩ライターの記事を多読するようになりました。特に上阪徹さんの『プロ論』で読んだ大量のインタビュー記事からは、文章のリズムの作り方や、印象的な始め方、終わり方を学びました。

【7月】

RPOサービスのCASTER BIZ recruitingさんの採用広報ライターとして、社員インタビュー記事の作成を週1本ペースでやらせていただけることになりました。全てオンライン取材なので、最初は独特の距離感に戸惑いましたが、今は自信を持って取り組んでいます。

【8月】

2019年最大の転機となったのがこの記事。母校に取材した内容で、ヤフトピ総合1位を獲得しました。

BUSINESS INSIDER JAPANが開催した若手ライター講座に、「若手じゃないけどキャリア浅いからいいよね」と自分に言い聞かせて参加。最終回の課題で書いた記事が最優秀の評価をいただき、非常に多くの人に読んでいただけました。今もこれを超える記事を目指しています。

【9月】

Twitterで気になっていたぬいぐるみ作家のチャウテセイさんへのインタビューを企画。かなり独特の感性をお持ちの方で、個性が伝わるように意識して執筆しました。チャウテセイさんのファンの方にたくさんシェアしてもらえました。

こちらは、お笑い芸人の転職支援を行う中北朋宏さんからご依頼を受けた「元芸人インタビュー」のお仕事。私が子どもの頃芸人になりたかったので、その道を本気で歩んできた方にはリスペクトの気持ちしかありません。毎回とても楽しんで書いています。

9月はノオト主催のライター交流会に参加し、先輩ライターの時間管理術を学んだことも大きな転機になりました。

この頃から勝間和代さんのYoutubeも毎日見るようになり、生活習慣が劇的に改善。どんなに忙しくても、朝のサラダと散歩、7時間睡眠はほぼ毎日実行しています。えらい!

【10月】

ホームページライティングの仕事を2件行いました。(地方の中古車販売会社、フィンテックサービス)。2019年は合計3件のホームページライティングをさせていただきました。

また、Woman typeさんとのお仕事が始まりました。一発目は芸能人の方へのインタビューで緊張してしまい、手も足も出ず(笑)。それでも短時間で素晴らしいお話をしてくださったので、なんとか文章にできました。

【11月】

ONE JAPAN CONFERENCEのイベントレポートは多くの方に読んでいただきました。この日以来すっかりGO三浦さんのファンです。『ニュータイプの時代』と『言語化力』、必読。

20's type、エンジニアtypeさんとのお仕事も始まりました。特にエンジニア対談は面白かったです。面識がない方同士の対談は“いかに盛り上げるか”神経を使いますが、インタビュアーの腕が試される気がしてやりがいがあります。

【12月】

寸分の狂いも許されない忙しさでした。そんななか、非常にやりがいのある仕事をいくつもやらせていただき、メッセージ性の強い記事を多く発信することができました。

光栄なことに、CASTER BIZ recruitingさんの事例インタビューの執筆も3社分担当させていただきました。

上記は納品した記事のほんの一部。振り返ると、12月は24本の記事を執筆していました。一体どうやって乗り越えたんだろう。

【まとめ】 2019年の振り返り

自分から行動したことが良かったと思います。仕事旅行社のライターに申し込んだことも、実績ゼロでライター交流会に行ったことも、インタビューのワークショップに参加したことも、BIのライター講座に行ったことも、一つとして欠けていたら今の私はありませんでした。

2020年も自分からアクティブに動くことを忘れずにいようと思います。日々原稿に追われているとつい忘れてしまいがちですが、いろんな方に出会い、自分を知ってもらうことから全てが始まる気がします。

その結果、私を見つけてくださった方には本当に感謝! 一本一本全力で書いてお返しをしたいと思っています。

そして、こうして振り返ると、昔の文章に対する改善点も見つかります。凹みますが、成長の証だと思って前向きに受け止めよう。

最後は、ある先輩ライターからいただいた言葉で締めます。「待つのは仕事じゃない」


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