誰でもわかる用語集【茶道具編】
茶道具を始めたばかりの方や興味を持った方向けの記事となっています。
茶道ではどのような道具を使うのかを知ってもらうために作りました。
この記事では、わかりやすいように道具の写真と茶道具の通販ページへのリンクがあります。道具の一覧ページは、どのような形や色があるのかを見るために使うのも面白いと思います!
今回は、茶道具編。
茶碗
抹茶をいただくときの器。濃茶には文様のない物を使用(萩、御本)。薄茶には文様の物を使用するが、薄茶に無地のものを使っても大丈夫です。茶碗は茶を盛ることから名前が来たが、平安、鎌倉、室町時代には陶磁器を「土之物、茶碗物」と呼びました。茶の湯で用いる茶碗は、主に中国・韓国・日本の三種類です。
棗
薄茶を入れるもの。茶器の代表的な型です。棗はその形が植物のナツメの実に形が似ていることから名付けられました。
茶入
濃茶を入れるもの。小壺に象牙の蓋がついています。形はさまざまなものがあります。
茶筅
お茶を立てるもの。
茶杓
抹茶を容器からすくって茶碗に入れるためのもの。主に竹で作られています。綺麗な絵が入っている茶杓もあります。使用後は水洗いはせずに、乾いた布で拭きます。
柄杓
釜や水差しから水を掬うための道具。素材は竹でできています。3種類の柄杓があります。
炉用柄杓:水をくむ円筒形の部分が大きめの柄杓となっており、柄の一番下の部分が表側で斜めに切られています。
風炉用柄杓:炉用に比べて水をくむ円筒形の部分が小さめの柄杓となっており、柄の一番下の部分が裏側で斜めに切られています。
炉・風炉の兼用柄杓:水をくむ円筒形の部分が中ぶりの柄杓となっており、柄の一番下の部分は真っ直ぐに切られています。
水指
茶釜に水を足したり、茶碗や茶筅を洗う水を溜めておくもの。陶器、金属、ガラスなど材料はさまざまです。水差しの蓋は、同じ焼物で作られたものを共蓋、別に塗物で作られたものを塗蓋と呼びます。
釜
お湯を沸かすのに用いるもの。炉用と風炉用があり大きさで分けられています。形はさまざまです。
菓子鉢
菓子を入れて出す器。
香合
香を入れる蓋付のもの。
最後まで読んでいただきありがとうございます。私たちは横浜市で家族で茶道具専門店をやっています。Instagramは「@ichikodo_onlineshop」でやっています。これからもよろしくお願いいたします😄
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