モラハラパワハラな高齢父から逃げ出したい
こんにちは、カウンセラーの市川亜希子です。
今日はオンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」にお寄せいただいたご相談におへんじ。
haruさんこんにちはー。
市川亜希子と申します。はじめまして。得意なカウンセリングは、自分とのパートナーシップです。
大阪の古墳がたくさんあるところに住んでいて、今年48歳になります。
今日はharuさんがお寄せくださったご相談、しっかりお返事させて頂きますねー。どうぞよろしくお願いします。
haruさんはエネルギーにあふれている方です
私はここ数日ずーっと、haruさんが書いてくださったご相談のお手紙を読ませていただいてたんですけれど、
読めば読むほどharuさんが「わかりやすい文章に」「短い文章に」と、我々カウンセラーにお気づかいくださってるなー、という思いが強くなってきています。
どうでしょうharuさん、このお手紙を書くのに、我々にとてもお気づかいくださりました?
いえいえ、ぜんぜんですよ、ふつうに書きましたよ、って思われますか?
でしたら、haruさんはごくごくナチュラルに人に気づかいをされる方です。
はい、とても気をつかいました、と思われたなら、私はharuさんのそのお気づかいに感謝します!ありがとうございますー!
haruさんがお書きになる文章、とってもわかりやすかったです。
今身を置いておられる環境、ご自身のお気持ち、どういったことでお悩みなのか。こんなに短い文章なのに、すごく伝わりました。
すっきりまとめてくださってありがとうございます!
haruさんは読書がお好きではありませんか?
小説、図鑑、エッセイ、自己啓発本、心理学の本、漫画、えほん、実用的趣味の本、お菓子やシャンプーの裏書き…
文章があれば、ざっと目を通すタイプの方なんじゃないかなー、だからこんなに文章がお上手なんじゃないかなーって、
読んでいていろいろ想像が浮かんできてときめきました。
引きこもりの経験をお持ちの方は芸術家の方が多いんです。
自分が持っているエネルギーをそのまま出してしまうと誰かが傷つくと感じて、その力を出さないことに全力を注ぐ方が多いです。
haruさんはそのあたり、どう思われますか?
「私は力をセーブして生きてきた」って思われる部分がおありなんじゃないかなーと思います。
一度ゆっくり考えてみてくださいねー。
見捨てたい=今までずっと見守ってきた
haruさんはおとうさんとのご関係で逃げ出したいと思うほど悩んでいらっしゃるんですね。
見捨てて逃げたい、と。
「見捨てる」ってことばがharuさんのこれまでのお気持ちを表しているように思います。
いま見捨てたいと思ってらっしゃるってことは、いままでずーっと、長い間、おとうさんを見守ってこられたことになりますね。
そして、もう限界だと思うほどその、おとうさんを見守るという役割をがんばってこられたんですよね。
お手紙に登場されるのはharuさんとおとうさんのおふたりですから、haruさんはその役割をたったおひとりで、誰にも頼らずに果たして来られたんですね?
それは、ほんとうにとてもたいへんでしたね…。
10年以上引きこもらなきゃならなかったほど、それほどたいへんなことをしてこられましたね。
haruさん、おつらかったですね。
しんどかったですね。
くるしかったですね。
さみしかったですね。
悲しかったですね。
やるせなかったですね。
面談カウンセリングでしたらこんなとき、ハグさせてもらっています。
だから私はいまharuさんを抱きしめています。
私の娘がハルカというなまえなので、ついついいつもよりぎゅっとしてしまいます。
haruさんにそのあったかさ、やわらかさを感じてもらえたらいいなー。
haruさん、つらかったですね。
がんばりましたね。
えらかったですね、ほんとにがんばってこられましたね。
haruさん、あなたは、いっぱいハグされていい存在です。
どうか、その場にいられない私の代わりにご自分にこう言ってあげてください。
私、すごくがんばった。
私、えらかった。
これね、あほみたいと思われるかもしれませんが、私たち人間にとってとても大切なことなんです。
haruさんがお手紙くださったここマルシェでも、たくさんの方が「自己肯定感が低いんです」ってお悩みです。
マルシェの総大将である根本裕幸が口を酸っぱくして自己肯定感自己肯定感といつも言っているのは、それほど大切だからなんです。
ブログネタに困っているからではないんですよ。いや、わからんな…困ってるかもしれないな…。
さてさて、では、これを思考を使わないで感情で感じるために、ワークとして体験してみましょう。
自己肯定感とつながるワーク
用意するもの:
・おうちで一番上等の、てざわりがふっかふかで清潔でいいにおいがする大きな毛布。
haruさんの全身をすっぽり包んで余るものが望ましいです。
もし無かったらお手間ですけれど、お天気のいい日にいつも使ってらっしゃる掛け布団を陽に当てて、ふかふかにしてください。
・ひとりきりになれる静かなおへや。
ご家族のかたに「ちょっと考えごとしたいから1時間かそこらお部屋に入らないでもらえると助かるんだけどお願いー」って伝えられたら安心です。
ワーク:
1.しんこきゅう。
いつもよりふかぁく吸います。
おなかをぷくーっとふくらませて、
せなかもぷくーっとふくらませて、
背筋がすーっとたてに伸びて、吸う息の限界まで伸びて伸びて伸びて行きます。
限界まで伸びたら全力で口から吐きます。ぷはーーーっ!って声に出せたら最高。声が持つエネルギーで、どんどん癒しが進みます。
あたまがぼーっとしたり、こころがすーっとしたり、なんらかの変化を感じるまでゆったりしんこきゅうを繰り返してください。
(しんこきゅうということばをひらがなにしているのは、感情に働きかけるためです。漢字を使うと思考が休まりにくいのです。)
2.グラウンディング
グラウンディングとは「準備のためにこころを整える」といった意味を持つことばです。
これからharuさんは、ご自分のために自己肯定感とつながるワークをします。
それをあらためて声に出して、自分の耳に聴かせてあげてほしいんです。
準備ができたら、下の太字の文を声に出して読んでください。
「私はいまから私のために、自己肯定感とつながるワークをします」
3.ワーク
では、ワークをはじめて行きましょう。
1.で準備した、大きくてやわらかでいいにおいのする毛布、あるいはおひさまのにおいがするお布団を用意してください。
これを、私だと思ってください。
この毛布はカウンセラーの市川亜希子というひと、だと想定してください。
そして、haruさんのおからだをその毛布ですっぽりとくるんでください。
私にぎゅっと抱きしめられている、と感じてください。
いやー違うひとがいいなあ、と思われたらそのひとに抱きしめられているイメージに変えてくださいね。(ちょっとショックですけどー!笑)
さて、ふんわりぎゅーっとハグされているイメージができましたかー?
では、次の太字を声に出して読んでください。
私、すごくがんばったね。
私、えらかったよね。
声に出して、自分で自分のあたまをなでながら。
声に出して、自分で自分の腕を抱きしめながら。
毛布で肩や背中をくるまれて守られていることを感じながら。
何度でもこころのなかにいるもうひとりのharuさんに伝えてあげてください。
4.ととのえる
もうじゅうぶんかな、と感じたらこのワークをおしまいにしましょう。
呼吸します。こんどはかるく。
息をたーくさん吸ってー、ふーっと吐いてー。
ゆーっくり目を開けて。
ゆーっくり毛布から出ます。
おかえりなさい、haruさん。
アドバンス:現実世界のおはなし
さて、いままでこころのなかのおはなしをずっと書かせていただきました。
haruさんがおうちで仕事を続けられるにしても、家を出てほかの仕事に就かれるにしても、
「私はずっとがんばってきた!」というお気持ちを持っていただきたかったからです。
私はがんばった、私はえらかった。
この気持ちをずっとこころに置いておいてください。
haruさんはがんばられましたよ。
haruさんはえらかったですよ。
忘れないでくださいね。
そして、私はharuさんが家を出るかどうかについては、1年くらい自由になるまとまったお金があるかどうかだと思っています。
一人暮らしはお金がかかりますし、安全面でも不安があります。
いままでharuさんがずーっと尽くしてこられたおとうさんに、今度はあたしに尽くしてよー笑!って甘えていいと思うんですよ。全然いいですよ。
むしろおとうさんはそれを望んでいるフシがありますから。
堂々とおうちで暮らすためにひとつ、ご提案できるワークがあります。
もしharuさんの気が向いたら、下に書いたことばを声に出して読んでみてもらいたいなーと思うんですが、
でも、ひとりでするにはかなり難しいワークかもしれません。
無理してやらないで、目で追うだけでも大丈夫です。
読んでもしこころがざわついたら、先ほどのワークに戻ってください。
読む前に毛布を用意していただくと安心です。
長く長くなってしまいました、読むのがおつらかったらごめんなさいね。
haruさんのしあわせを、大阪よりこころから願っています。
もし、私でお役に立てることがあればいつでもいらしてください。ずっとここにいますからね。
カウンセラーの市川亜希子でした。
毛布を用意されましたらお読みください。
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ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。