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人生を諦めたくない女の子だけ読んでくださいね ~職業としての風俗嬢の手前「キャバ嬢」のススメ⑥

おかえりなさい。

美容室に行った時のお話です。いつもの担当の女性はお休みだったので、
お店の責任者クラスの男性にカットをしていただきました。店内を見回すと、初めて見る面子がチラホラしていたので・・・つい、思っていたことが口から出てしまった。

「美容業界って入れ替わりが激しいですよね?夢を持って入ってくるのに何故すぐに挫折してしまうんですかね?」

そんな会話をしていたら、そのお店で初めて見る一人の若い女の子が、飲み物を運んできてくれた。飲み物を置くその手を見た瞬間、目に留まったのが痛々しい手荒れだった・・・

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「頑張ってますね」思わず言ってしまった。「心配していただいてありがとうございます」そんな返事が返ってきた。心配しているわけではないけれど、心の中で(頑張っている「手」はボロボロになっていても美しい・・・)そう感じていました。

「夢には試練がついてくる」夢を叶える通り道として、手荒れという犠牲がなければならないのか・・・。「彼女が人気の美容師になる夢を叶えれたらいいな」そんな応援したい気持ちになっただけなんですよね。

「風俗で頑張る女の子たちを応援したい」風俗嬢の人生そのものが、傷ついた手と重なって見えてしまうのかもしれない。夢の為に人は試されるんだな、と改めて再確認し、自分も夢を諦めずに頑張ろうという気持ちにさせられました。

責任者クラスの男性の話を聞いていると、「自分がもし生まれ変わるなら美容師はやらないと思います」そんな言葉が出てきました。
そこで、「自分が生まれ変わったら同じ職業を選ぶか?」そんな質問を自分に問いかけてみたところ・・・「喜んで!」どうやら講習師が天職のようです(笑)

今回は、風俗を始める前の段階(水商売)で可能な、具体的に月収30万円の話を書いてみようと思います。
※地域の物価の格差を考えると、都会であれば月収5~60万になる話と思ってください。

場所は・・・「秋田」での月収30万円の物語です。選ぶ職業は、「キャバクラ嬢」または「水商売のホステス」。今の貴女の現状がどのような状況なのかわかりませんが、設定では貴女は経済的に行き詰まってしまっている状態・・・

親にも友達にも相談できず、経済的な視点で将来を考えると破綻する不安でいっぱい。ここでは、貴女が田舎町「秋田」にやって来て、一条が以前勤めていた店で働くことを例に具体的かつ現実的な話をしますので、想像しながら読み進めてくださいね。

キャバクラの給料システムはいたって簡単、入店してから2ヶ月間は時間給2,000円を保証しています(通常は1,700円スタート)。午後8時から午前1時までの5時間勤務。時間給 2,000円なので日給は10,000円となります。

入店当初、直ぐにお金が必要であれば「日払い」というシステムもあります。都会から地方にやってきて、1日5時間ほぼ座って男性客のお酒のお相手・・・肉体を酷使するわけではないので、仕事ではそんなに疲れません。

体質的にアルコールを受け付けず全くお酒が呑めなくても、キャバ嬢は働けます。短期集中で稼ぐことを目的にするので、2~3ヶ月休みは取りません。なので、単純計算で日給1万円×30日=30万円

日払いでもらう場合、所得税控除など考えないのでそのままもらえます。仕事で着る衣装は当面店で借りる、コスプレキャバクラの場合は、店に備え付けの衣装があるので衣装代の必要はなし。

収入の話の次は支出の話もしなければならないですね。住むところが必要なので会社で借り入れをしている寮に入ります。掛かる費用を確認したところ、1Kのマンションで家賃は47,000 円。(なぜか半年後もそのまま住む場合は42,000円になるんだって・・・謎)

日払いではなく給料として支給してもらう場合・・・給与の支給は月に2回15日〆切で25日支払い、月末〆切で10日支払い。控除としては所得税ですが、1回の支給額が30万円の半分の15万円前後なので、所得税も6千円ほどになります。

後の必要経費としては光熱費・食費・携帯代くらいですか・・・光熱費は一人暮らしであれば、総額で1万円ほどエアコンをつけっぱなしなどにしなければさほど掛からないが、秋田の冬には絶対に石油ストーブを用意した方がよい。雪国の冬は都会しか知らない人にとっては想定外な出来事です。

衣食住の衣装・住まい(光熱費を含む)の話はわかりましたね。食生活ですが、秋田の食品の物価は都会では考えられないくらい安いです。もっと安く済む方法はないかな?っと考えていた時、男子スタッフの賄い待遇があることに気づきました。

毎月、給与から1万円の控除で「賄い食券」が25枚配られます。男子スタッフは1週間に1日休みがあるので、毎月25枚のチケットを持ち、店の近くにある系列店の中華料理&ラーメンの店のメニューの中から好きなものが食べれます。支払いはチケット1枚なので1食400円です。
中華料理&ラーメンの店は1年365日年中無休なので、店が休みで食べられないということは一切ありません。

1日1食が絶対に食べれるとなると、飢えに対する心配事は起こりません。週に1日位はお客様と同伴をして、その時に美味しいものを食べさせてもらうといいのではないでしょうか。
(賄いチケットの件を事務所で相談してみたところ、女の子のスタッフには前例が無いということで、週に6日の勤務ができるのであれば可能だろう、という回答)

こちらに来て、キャバ嬢で1日5時間働くとすると、必要経費を差し引いても毎月20万円程度は貯めることができます。言いかえれば、秋田で衣食住を確保しながら、毎月20万円の返済はできるということです。

書きながら、ホストを辞めた時の話が蘇ってきました。店を潰して400万円ほどの借金ができて雲隠れしたのですが、元オーナーのもう一つの職業は893屋さん。見事に追い込みがかかり、捕まってしまうのです。

そこから、当時の彼女が風俗となるのですが、自分も風俗で働き始めた最初の給与が25万円。毎月給与の全額25万円を支払う借用書を書き、連帯保証人に当時の彼女がなってくれました。

その後、3ヶ月で主任になり給与は35万円、6ヶ月を迎えた時には店長となっていたので、給与は50万円になっていました。
400万円の借金も1年少しで完済した経験があるので、給料は最低賃金を貰うより、上がった方がより豊かに暮らせることを知っています。

そこで、次にもらう給料をアップさせることを考えましょう。目標は3ヶ月で50万円、半年で70万円、1年後には100万円で行きましょうか。

いかがでしたか?ここで例に挙げた店は、秋田で幾つも店舗展開をしているグループですので、この様に寮の完備や賄いシステムの優遇などが整っていたのです。
あくまでも例としてあげていますが、一番伝えたいことは「今、目の前の借金で視野が狭くなってしまい、何をどうしたらいいかも分からいくらいに気持ちが追い込まれていても、必ず違う道があるから大丈夫」ということです。

人は、大きな問題にぶち当たると、そのことだけに気持ちがいってしまい振り回されてしまいがちです。大切なことは、一度今の自分の状態を俯瞰して見てみること。冷静になって見てみれば、必ず違う可能性も考えられるようになります。

もしもこの話を読んで「なにクサいこと言ってんの?!」と思ったとしたら、それは貴女が本当のどん底を経験したことが無いから、です。本当の本当に底に落ちたら、人は「そこから這い上がる為に何とかしよう」と思うようになります。そこで諦める奴はそれまでの人生ということです。

このシリーズは、本気で今の現状を変えたいと思っている女の子に向けた話ですので、そういう子だけに読んでいただければよいのです。

では、給料をいかにして上げていくのかは次回のお話として、今日はこの辺で・・・


それでは・・・今日も元気に
いってらっしゃい。

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