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【蔵書紹介】「漁港の肉子ちゃん」(著:西加奈子)

数年前、友人から薦められた小説「漁港の肉子ちゃん」。まさか明石家さんまプロデュース、STUDIO4℃でアニメ化されるとは思いませんでした。

内容(「BOOK」データベースより)
男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。

西加奈子さんの小説ははじめて目にしましたが、とても読みやすくどんどん世界観に引き込まれていく作品です。当初はキクリんと同じように、肉子ちゃんのガサツなキャラが鬱陶しく感じていましたが、読んでいくうちにその個性を許容できるようになっていきます。

映画を観たあとに小説を読んで、さらに物語を深く味わうのも楽しいかもしれませんね。

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