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彼方のゴールド 大崎梢

あらすじ

千石社シリーズの第4弾。前作の日向子の友人として登場していた明日香が主人公。営業部にいた明日香の移動先は総合スポーツ雑誌Gold編集部、スポーツにはあまりなみじがなかった明日香が唯一やったことがのが水泳、小さい頃に通っていたスイミングの記憶だけだった。

ここからネタバレ含む感想

全くの素人からあれこれ失敗も繰り返しながら仕事をこなしていく明日香ですが心に残っているのが、スイミングに一緒に通っていた幼馴染の朋美と裕、しかし、朋美はその気性が原因でトラブルに巻き込まれ、水泳一家に生まれた裕はその重圧のためそれぞれバラバラになってしまう。
Goldに配属されてから野球、陸上、バスケ、サッカー、そして水泳といろいろなスポーツが出てくるところが総合誌のよいところだと思いますが、スタッフはなかなか大変そう…という感想を抱きました。出版社は文学系だからもともとスポーツ好きは少ない…という話はなんだかとても納得しました。(作者の実感でしょうか…)
しかし、千石社シリーズここまで読んできて、出版社ってこんなにポーンといろいろな部署に飛ばされると大変だよな~と感じました。明日からいきなり全く新しい仕事、気分が数年おきに刷新されて新鮮なんだろうか…とか、数年で新しい知識を頭からこぼれ落ちるくらい入れるのかな…とかでも、出版社に就職するくらいだからきっと本好きで新しい分野に配属されたら本を山積みして乱読していくのかな…とかいろいろ内容とは関係ないことも頭をよぎりながら読んでいます。
大崎さんのお話は、最後がスッキリ追われるのでとても前向きになれるところも好きです。

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