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【社会の小窓】ディズニーが事業再編、ストリーミングサービスへ

こんにちは、いちごちゃんです。

「ニュースがわからん。」


みなさんは、こんな問題を抱えていないだろうか。かくいう私は抱えている。昨今のニュースを眺めていると、ビジネス分野なんだかテクノロジー分野なんだか、経済なんだか政治なんだか、わけわからん。もっと言えば、いろんな分野が複雑に絡み合って一つのニュースになっている。


それを各種報道機関はニュースという形でポンと一つ渡してくる。それではやはり理解はできないものだ。いや、私だけが理解できないなら構わない。ほかの人が理解してくれているならそれでいいのだが、みなさんも同じような状況ではないでだろうか?

さらに最近のニュース、テレビやネットでも難しくしているのが個人の意見(コメンテーター)がいることだ。

本来であれば

①ニュースを知る

②ニュースを考える

③他社の意見を見る

という順序が必要だ。しかし、今の世界

①ニュースを知る

②他社の意見が同時に入ってくる

③わかった気になる

という構成になってしまっている。これは危険だ。とくに分かった気になるのは危険である。


そこで私は考えた。じゃあ、

私が作ろう、

と。

まずはニュースを張り付ける。わかりやすく解説し、そのうえで考えるという構成にしたい。

そこで【社会の小窓】という連載を設けたい。

ここではニュースの解説をしながら私なりの分析をしていきたい。


ということで、今日は

【ディズニーが事業再編、好調なストリーミングサービスを軸に】

__________(引用)________________

米ウォルト・ディズニーはストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」を軸に事業を再編する。好調な同事業をネットフリックスのような世界的な業界大手に育てるため取り組みを強化する。

  12日の発表文によると、ディズニーはテレビ局や映画スタジオ、消費者直販の各部門を「メディア・アンド・エンターテインメント・ディストリビューション」という1つの大きなグループに統合する。現在のコンテンツ担当の各責任者は引き続きそれぞれの事業を統括するが、今後は拡充されるストリーミングサービスのラインアップにどの映画やテレビ番組を取り込むかを直接選べるようになる。

メディア・アンド・エンターテインメント・ディストリビューション部門の会長には、テーマパーク部門で消費者向け製品の責任者を務めていたカリーム・ダニエル氏が就任し、ディズニー+や「ESPN+」、「Hulu(フールー)」向け配給を統括する。評価が急速に高まっている同氏は社内で最も有望な黒人幹部の1人で、今回の人事は白人比率の高いディズニー経営陣の多様化にもつながる。


  こうした動きは投資家に好感され、ディズニーの株価は時間外取引で一時5.5%上昇した。ヘッジファンド運営会社サード・ポイントのダニエル・ローブ氏をはじめとする株主は、ストリーミング事業に一段と資源を投入するよう同社に求めてきた。先週にはボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)宛ての書簡で、映画館からシフトする時だと訴えていた。

  ただローブ氏の動きが今回の事業再編を促したわけではない。チャペック氏によれば、こうした取り組みは数カ月間にわたって進められてきていた。

_____________________________

大事なところは最初の段落だ。以降の段落はディズニー内での事業の話しや誰それさんが偉い人になって頑張ります、という文章なので割愛したい。

米ウォルト・ディズニーはストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」を軸に事業を再編する。

ディズニー+は動画配信サービスである。hulu、Netfixといったもののディズニー特化版だと思えばいいのだろう。これを軸にしたいそうだ。

好調な同事業をネットフリックスのような世界的な業界大手に育てるため取り組みを強化する。

ディズニー+が好調だったので、世界的な業界大手にしていきたい、んだそうだ。


<いちごちゃん目線>

ディズニー+は2020年の6月に日本でもサービスを開始している、出来立てほやほやのサービスである。そもそもディズニーには一定数のディズニーフリークがいる。年間何回もディズニーを訪れる人たちだ。おそらく彼らがまずはサービスの主たるターゲットとなったのであろう。

さて、第一ターゲットのディズニーフリークの人たちを取り込んだ後はどうするか。さらに次の一手を打ちたい、というのが本記事だが、どう動くべきか。

二つある気がする。

一つはディズニーの枠に収まる方法。もう一つはディズニーの枠に収まらない方法だ。

最初の方法ならば、ディズニーはわんさか自分たちのアニメーションを作る戦略になるだろう。ディズニー映画やアニメを多く作り、それを独占コンテンツとしてディズニー+で配信していく。独占コンテンツなので独自の強さがあり、これはめっぽう強い。他社に影響されないのもすばらしい。

この場合の懸念点は新規ターゲットのために、ディズニーブランドの成長を考えないといけない。私なんかはディズニーにそれほど興味がないので、今の段階では入会することはないだろう。ただ、今後ディズニーがめちゃくちゃ気になるような映画なりアニメを作った場合は入会を考えるかもしれない。

このように

非ディズニー層の取り込み

が課題になる。

もう一つ、ディズニーの枠に収まらない場合だ。他社と契約しいろんな映画を見られるようにする。これならばターゲットを広げることは容易だが、他社との差別化が難しくなる。さらにディズニーらしいか?と言われれば、やはり「?」だ。素人目線だが(この記事すべてが素人目線ですが)、ディズニーはディズニーの世界観を持つ。自分たちの世界、夢の国を体現することに意義がある。だとすれば、ほかの作品がディズニーで見られるというのは如何だろうか?となる。


ということで私は結論、前者の「ディズニーの枠に収まる方法」で攻めるんだと思っている。

そして、私なら、ディズニー+で独自のアニメをちょろちょろ出しつつ、例えば映画の裏話とか別撮りシーンとかをディズニー+で見せたりする。そうすることで、例えば映画ファンとかゴシップ好きを取り込みにかかる。スケールが小さいか。


ディズニー+が今後どういう配信をするのか注目し、どちらを選択するのか、それぞれの戦略はどうするのか?というのが注目点だと思う。

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