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登場キャラクターと中の人紹介(大熊)

『トモダチガーデン』の役のビジュアルが公開されました。
今回はかなりヘンテコリンなキャラクターたちが、ヨチヨチと暴れ回る公演になりそうです。

昨日の稽古では、開演からの15分程を流してみました。私は頭の中に、何となくこんなんしたいなぁという理想がありながら本を書くタイプなのですが、(だから動きをつけてから本を書くという変則の場合も多い)なんというか何時もこの時は自分の理想を皆に押し付けて、本当にそれが一番面白いのか?と自問しながらの演出になってしまいます。その辺りはやっぱり微妙な揺らぎをもったメンタルで演出することになります。面白いビジョンはあるけど、皆から出たものも尊重したいしそっちの方が結果的に面白い可能性も大きい、けどやっぱり自分の演出を追求したい、みたいな葛藤があります。創作ノートなので赤裸々気味に失礼します。でもここから皆も役を作り込んで、どんどん解像度が上がってくると思うので、それに連れてどんどん面白くなるのが楽しみです。


庭の主 ニータン

ニータン役の谷には、主人公というのもあって、とても難しい役に挑戦してもらってます。分かりやすいキャラクターではなく、淡く複雑なニータンです。しかもそこに身体表現と歌があります。単純に3倍の負荷です。とても大変な役ですが、谷ならきっと上手くやってくれると思います。特に後半のあるシーンでは身体表現のスキルを存分に発揮してます。お楽しみに。


穴掘り大好きなトモダチ キキト

キキト役の北脇は、力技なキャラクターをお願いすることが多かったですが、今回はちょっと抜いてみてはどうか?と話しました。イキってるけど憎めない奴を演じたらめっちゃ面白い北脇にご期待ください。毎度コメディ担当で、知り合いのマジシャンからもめっちゃおもろい俳優と認知されてたのは、我が事のように嬉しかったです。


葉っぱモサモサのトモダチ コザ

コザ役の𠮷迫は、昨日の稽古でとても苦労していました。コザだけは大熊に明確な理想があり、理想を押し付ける形で心苦しいのですが、しかし今作一番愛くるしいキャラクターになる可能性を秘めているので、根気強くお願いし続けようと思ってます。でもたぶん上手くいくと思います。もう絵は見えてます。


気は優しくて力持ちなトモダチ タイポー

タイポー役の鍬田は、俳優というより、マイムやジャグリングなど、やや演劇から離れた場所から演劇に挑んでおり、その固定観念に縛られない発想に皆しばしば感嘆させられます。今回はかなり演劇的な側面が強い公演なので、本番時にどんな風に変態するのな楽しみです。


めんどくさがり屋なトモダチ ユルエル

ユルエル役の湯浅は、今作で一番熱くなりえるシーンがありまして、今日はそのシーンに挑戦したいので、この文章を書きながらワクワクしてきました。もちろん思考と実験を重ねねばならないとは思いますが、本番には熱きシーンとしてお見せすることを約束します。


お隣さん ワカスギ

ワカスギ役の柏木は、ニータンの庭から一歩引いた目線を持つ存在です。柏木のパーソナル的特徴として「良いやつなので割と誰からも好かれやすい」みたいな史上最高のアビリティがありまして、主人公パーティがヘンテコリンな分、ワカスギに観客の共感ガイド的な役割を負ってもらう必要があり、柏木のバリアの無さを利用さしてもろてます。


みんなの兄貴分のトモダチ へーコマ

へーコマ役の松田は、昨日の稽古を見るに、今作で一番コメディ的な要素を担うキャラクターになるかもしれません。松田自身はとても真面目で誠実な人間なのですが、それ故に変なことを真面目に誠実に表出できるので、それが面白方向作用してます。


アシスタントロボット MARK-O

最後にMARK-O役のわたくしめは、パントマイムスキルをなるべく作品に還元すべく尽力しようと思います。私はロボットの役なのですが、ここに説得力があるほど、作品の底上げに繋がると思うので、プロパントマイマーのスキルを注ごうと思います。


という訳で『トモダチガーデン』はパフォーマンスだけじゃない!

登場するオトモダチたちのキャラクター性や、やりとりもお楽しみください。

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