いちとせしをり

エッセイスト / 定期購読マガジン『涙と栞の化粧台』毎週金曜日 更新中 / 花屋勤務

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  • 涙と栞の化粧台

    大切にしたい"ひとり"に向けた言葉をここに。"あなた"に寄り添う涙を書いて残したい。

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ツイートがバズったわたしは、口紅を買えていない

仕事を辞めた翌日、わたしは生きていた。 「当然である」と、言えるだろうか。わたしは自分のことを"よくやっている方"だと思っている。意味もなく宙を見上げ、水滴を仕舞…

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もう

心の居場所

やりたいこと

10

約束

9

謙虚に、懸命に

8

自分なりに

7

可能性

10

優しさって

10

もうどこにもいけない

11

知りたくなかったこと

7

朝とともに

11

「私」として生きる

9

残るもの

10

放棄しない

11

ここから、また

8
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ツイートがバズったわたしは、口紅を買えていない

仕事を辞めた翌日、わたしは生きていた。 「当然である」と、言えるだろうか。わたしは自分のことを"よくやっている方"だと思っている。意味もなく宙を見上げ、水滴を仕舞う。人生を都合のいい妄想へ預けなければ、硝子のように心が割れてしまいそうだ。 「大丈夫ですか?」 歩きながら眠っていた。目が血走り、足が痙攣する。どこかから声が聞こえた気がしたが、辺りを見渡しても人は少なかった。ロクにごはんも食べていない。生命の境界線を、平均台を渡るようにしてふらふらと進む。 常に不安と手を

謙虚に、懸命に

もうどこにもいけない

知りたくなかったこと

「私」として生きる

ここから、また