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二度と忘れたくないこと。

ここ数年、ずっと好きな人がいる。
目にする日が待ち遠しくて、胸張って会える日のために 私は毎日を生きている。

その方がある日、こんな話をした。
―――

海外にいるある有名なアーティストがラジオでこんな話をしていた。
その人は大人気のアーティストで、コンサート・LIVEには何百万人もが来場している。
だけど、そのアーティストはアーティストである自分とそれ以外の自分とのギャップに苦しんでる。そのアーティストは、何百万人もに囲まれて輝いてる自分と、LIVEが終わった夜、ホテルでコンビニのご飯を1人で寂しく食べている自分との変わりように孤独を感じているんだって。―

――ふざけんなよ。何言ってんだよ。
貴方が1人で寂しくコンビニのご飯を食べている間も、悲しく落ち込んでいる間も、貴方のファンは、貴方のCDを手にして、貴方の音楽を聴いて、想いを馳せてるんだよ。貴方が死にたいと思う時間も貴方を想っている人が何百万人もいるってことなんだよ。

あなたが俺だったら 俺の人生 諦めてたろうな。

略 ―――

この話を聞いた時に 教え子の保護者からこんな言葉を言われたことを思い出した。

「家でなっちゃんコーチに言われたことなんだっけ?っていつも話してます。」

「何かあったら、なっちゃんコーチだったらなんて言うと思う?って子供達に聞くんだよね。」

「今日の練習楽しみに、家でずっと練習してました。」

「なっちゃんコーチがこう言ってたって毎日のように話します。」

――

自分も 同じだ と感じた。

私が仕事や人間関係や他で悩む時間も
居なくなりたいと嘆く時でも
私を想って クラブを想って 想いを馳せてくれる人がいる。

苦しいと嘆くなんて 贅沢だ。何言ってんだ。
想いを馳せてくれている人にどんな顔してんだ。

目の前にいない時間も
この想いを大切にし始めてから 私は私に想いを馳せてくれる人達に感謝して 生きられるようになった。

これは、友達や仲間に対しても同じ。

私の友達は、いつも私のことを気にかけてくれる。長く会っていない期間も、私を心配して真っ直ぐな言葉をかけてくれる。
だから、心が折れそうな時、友達のことを思い出して同じように考えて、思い踏みとどまっている。

私は、私を愛してくれている人達に生かされている。




だけど私は、この想いを この生き方を
忘れてしまった期間があった。

大切なこの想いを 裏切って生きてしまったことがあった。
愛してくれてる信じていてくれる人達を心で裏切ってしまったことがある。

今でも、忘れられない。その後悔や苦しみはきっとこの先もずっと忘れられずに生きていく。
今でも毎日、そんな私自身の過去に苦しめられる。
大切な人達を裏切ってしまった そんな自分のココロ が憎くて毎日崩れそうになる。


だから私は
この想いを この大切なコトを 二度と忘れない。


と、大切なことを教えてくれた私の好きな人は
今私が追いかける人。

”好き は なりたい に近い。”


私はこの人のこんな考えを こんな想いを
二度と忘れたくない。忘れない。



「私が私じゃなかったら この人生 諦めてたろうな。」
そんな事が想えるような 胸を張った生き方をしたい。
私は 私自身に想いを馳せて生きられるようになりたい。

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