見出し画像

小野茜「ひとり広報の戦略書ーー認知と人気を全国レベルにする「知ってもらえる」すごい方法」

・本書は、あらゆる企業の広報活動を社外から支援する広報パーソンとして活躍する著者が、ひとり広報が抱える5つの不足の解決方法を83の戦略として紹介した1冊。

・「ひとり広報」とは、自分の会社やビジネスのことを自ら発信している人のことを指し、
◇広報担当者
◇ビジネスパーソンや経営者
◇個人事業主
◇クリエイターやフリーランス
といった人たちはみな、「ひとり広報」だと言える。
・話題の移り変わりが速い現代では、広報活動は「ひとり」だから強いと言える。なぜなら、ひとり広報には、
◇主体的に判断できるから、話題にすぐに飛び乗れる
◇フットワークが軽いから、人に会える機会を逃さない
◇たくさん挑戦できるから、トライ&エラーによる改善が多い
などの強みがある。
・しかし同時にひとり広報は、「知識」「情報」「話題」「時間」「繋がり」の不足を抱えていると本書では伝えており、その不足を乗り越えるために必要なのが、「ひとり広報」の戦略だ。
※ひとり広報の5つの不足についての詳細は本書をお読みください。

・いまの時代、「ひとり広報」であることは強みとも考えられる。それは「ひとり広報」には、柔軟性の高さと、トライ&エラーの速さがあるためだ。この利点を最大限に活用することか、ひとり広報に必要な戦略である。
・著者が思うひとり広報の最大のメリットは、圧倒的な柔軟性とスピード感である。複数人や大人数から成る広報チームや、PR会社などに広報業務を委託している場合、大抵は分業制となっている。
・プレスリリースのテーマを決めるにも、企画書を書くにも、確認や承認、コンセンサスが必要となる場合が往々にしてある。
・アポイントや会食を設定するにも、上司の承諾をもらったり、複数人のスケジュールを合わせたりする必要があり、確認に時間がかかり、メディアや関係者からの急なお誘いに身軽に応じられず、大事な機会を逃してしまうこともある。
・また、世の中の注目が高まる「話題」とは、刹那的なもの。「今日、いま、この話題に乗っかってリリースを出したい!」ということがあった場合、分業制で、承認が必要な組織広報では、対応が難しいのだ。
・その点、ひとり広報であれば、企画や実践に際しての意思決定のスピードは当然高まり、最短10分でプレスリリースの原稿を書きあげたこともある。また、ランチ会食でメディアの方からいただいたヒントをメンバーに共有し、チャット上で企画をまとめあげ、夕方にはできあがった企画をメディアの方に提案したこともある。
・これらのクイックなアクションは、ひとり広報であるからこそできたことだと著者は感じている。
※その他のひとり広報の強みについても語られているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「『知識』よりも大切なこと-『マインド』の持ち方」「日常から広く『情報』を得る-『インプット』の習慣」「ゼロから『話題』をつくる-『アウトプット』の視点」「必要な『時間』を生み出す-『タイムマネジメント』の極意」「個人の『繋がり』をつくる-『コミュニケーション』の作法」という章で構成されており、
◇成果を引き寄せる広報活動とは
◇最短距離で成果をだせる「ゴール」の決め方とは
◇「〇〇?」「〇?」の視点が情報を成果につなげる
◇「〇〇〇」からのインプットが情報発信の深いものにする
◇ネタになる情報が見つかる「8つの入り口」とは
など、ひとり広報に欠かせない83の戦略が紹介された内容となっている。

「自分でPRする方法」を学びたい方はご一読ください。

#瞬読アウトプット #1分書評 #クロスメディアパブリッシング #広報 #PR  #ひとり広報
Amazonはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?