見出し画像

方喰正彰「ストーリーで学ぶ戦略大全」

高橋一彰(書評ライター☆読書コーチ)

・本書は、国内外に漫画家・イラストレーターを中心とするネットワークを構築し、コンテンツの創出。強みとしている著者が、ビジネスシーンで役立つ戦略35を4コマ漫画と4つのカテゴリー(どんな戦略?・定義・提唱者・関連ワード・現代における活用例)で紹介した1冊。

03 6大分析③ SWOT分析
・内部環境である自社資源の強みと弱み、外部環境である市場の機会と脅威のそれぞれを分析し、自社がどの市場で事業を展開するのかを決定するためのフレームワーク。
・内部環境と外部環境を2軸×2要素で分析するのが特徴。
・SWOT(スウォット)は、強み、弱み、機会、脅威の意味を持つ英語の頭文字をとったもの。経営やマーケティング戦略立案のため、企業の外部環境と内部環境を多角的に分析するフレームワーク。
・要素をかけあわせて(=クロスさせて)分析することで、要素単体では見えてこなかったものが見え、視野を広げて多角的に考えることができる。
・SWOT分析はビジネス以外の分野でも活用でき、「ちょっとした豆知識」のなかでNPOの寄付金を増やす戦略について紹介している。
※SWOT分析の使い方や図式などの詳細は本書をお読みください。

14 ランチェスター戦略
・マーケティングにおいて「弱者の視点」と「強者の視点」で分析して理論と実務の体系を構築する戦略(数理モデル)。中小企業が大企業に勝つための弱者逆転の戦略として知られている。
・ビジネスにおいては、「差別化(商品の独自性・顧客ニーズに沿った商品)×「集中(市場・地域・顧客・商品等の絞り込みによる特定分野への集中)×「接近戦(顧客とのコミュニケーション・直接販売・販売地域の絞り込み)の概念で活用される。
・ランチェスター戦略は、第一法則と第二法則に分かれており、第一法則は接近戦と局地戦である。ビジネスの観点で考えると、接近戦は顧客との距離を縮めることを意味し、顧客と会う頻度や時間を増やすことのほか、卸売り販売をしている場合には直接販売することも距離を縮める方法となる。
※局地戦の説明については本書をご覧ください。

18 ソーシャルリスニング(傾聴戦略)
・ソーシャルリスニングは、インターネット上、ソーシャルメディア上において企業、個人、製品、またはブランドについてどのようなことが言われているのか情報を収集し、分析することによって、マーケティングに活かす戦略である。
・ユーザーの声を収集する方法にアンケート調査があるが、アンケート調査が決められた問いをする(Asking)のに対して、ソーシャルリスニングでは自然な会話を対象として傾聴する(Listening)という違いがある。ソーシャルリスニングはユーザーの本音が得られやすく、会話をリアルタイムや時系列で捉えることができたり、一緒に掲載される写真からも情報が得られたりするなどのメリットがある。
※ソーシャルメディアを使った戦略として、
①耳を傾ける(傾聴戦略)
②話をする(会話戦略)
③活気づける(活性化戦略)
④支援する(支援戦略)
⑤統合する(統合戦略)
5つが紹介されたいるが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「覚えておきたい有名な分析手法・戦略」「おさえておきたい基本的な戦略」「組織内で使える戦略」「参加し続けるための戦略」「TOPを目指す前に知っておきたい戦略」「経営者思考が身につく戦略」という章で構成されており、「6大分析(PEST分析・STP分析など)」「ゲーム理論」「タイムベース戦略」「創造的破壊(イノベーション理論」「リーン・スタートアップ」「帝王学」「論語と算盤」などの戦略一覧を、小さな事業支援会社と主人公が担当する老舗和菓子店の事例を4コママンガでわかりやすく解説した内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #明日香出版社 #戦略 #ストーリー #STORY #入門 #和菓子 #支援 #漫画 #マンガ

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
高橋一彰(書評ライター☆読書コーチ)
世の中の面白い本をSNSやAmazonレビューで毎日1冊紹介(9月27日で775日間継続中)。どんなジャンルも紹介します。本の寄贈はDMにて! 2020年から311冊いただきました。一部執筆を担当した「人体のふしぎ366」(きずな出版)が発売中。ブックライター塾7期。