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歯科衛生士問題研究会「絶対、就職に困らない いま必要とされる職業 歯科衛生士になる!」

・本書は、歯科衛生士とはどんな仕事であるか、歯科衛生士になるにはなど、歯科衛生士の魅力について解説した1冊。

・歯科衛生士は、患者さんの歯や口腔(お口)の健康を歯科医師と一緒に作り出していく専門職である。
(歯科医院で患者さんの歯石を取り除いたり、小学校で歯みがき指導をしたりするのも歯科衛生士の仕事)
・現在、歯科医療の分野では、むし歯を発見し、削って治療するのではなく、むし歯にならないようにする「予防医療」へシフトされつつある。歯科衛生士はこの予防医療に欠かすことのできない存在なのだ。

・歯科衛生士の魅力として
①一生ものの「国家資格」
②就職に困らない!求人倍率はなんと20倍!
③歯科衛生士の初任給は大卒よりも高い
が挙げられている。
・「歯科衛生士」は一度取得すれば生涯有効な国家資格であり、この資格をもっていれば、いくつになっても日本全国どこでも活躍することができる。
・コロナ禍のため一般の大学生は就職活動に苦戦したが、歯科衛生士の養成校を卒業した人には、およそ20の歯科クリニックから「うちで働きませんか?」と声がかかったそう。歯科衛生士はそれだけ世の中に求められている職業なのだ。
・医療系求人サイトなどによると、歯科衛生士の初任給の平均は約24万円で、一般大学卒の初任給の平均が21万円なので、歯科衛生士の初任給は、みなさんがよく知る企業と比べても決して引けを取らないのだ。

・2015年の歯科衛生士法の改正により、それまで法律で「女子」に限定されていた歯科衛生士は、改正後は性別に関係なく男性も歯科衛生士になれるようになった。
・働いている歯科衛生士の数は1992年は約4万人だったのに対し、2016年は約12万人と年々増えており、それだけ需要が多いことがわかる。

・歯科衛生士は、プライベートな時間も充実しやすい職業である。なぜなら、まず残業が少ないから。厚生労働省の調査によると、歯科衛生士の平均残業時間は月6時間程度とのこと。
・残業時間が少ない理由は、ほとんどの歯科医院は予約制であること、また、医療職のなかで「夜勤がないこと」が特徴的であるから。
・歯科衛生士は、プライベートな時間をもちやすい職業であるとともに、ライフステージに合わせて働きやすい職業でもある。結婚や子育てなどでプライベートな時間を大切にしたい時期には非常勤で働き、子育てがひと段落したら常勤に変えてもらうなど、働き方を選びやすいといえる。そのため、40代、50代、60代と年齢を重ねても働き続ける歯科衛生士は増えているのだ。

・本書では、「歯科衛生士3つの魅力」という序章から始まり、「歯科衛生士ってどんな仕事?」「歯科衛生士になるには?」「歯科衛生士の仕事場拝見!」「みんなにとっての歯科衛生士とは?」という章で構成されており、「歯科衛生士の仕事内容と魅力」「歯科衛生士になる方法」「歯科衛生士専門学校のキャンパスライフ」「歯科衛生士の方々の声」「歯科医師、歯科技工士、患者さんなどから聞いた歯科衛生士の印象」など、読んで歯科衛生士に興味を持つ内容が書かれている。

※10代などの若者やその子どもを持つ親御さんはぜひ手に取って見てください!私は10代の頃にこの本を手に取りたかったです・・・(泣)

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