セーブポイントについて

最近、人生のセーブポイントみたいな瞬間に何度も救われている。それって結局、人とご飯食べてる時間だったりして、ひとりの時間が好きとか強がっておきながら、好きな人と過ごす時間が必要なんだって嫌でも気づかされる。

ひとりの時間もすきだけど、くだらないこと真面目なこと、誰かとぽつぽつ話してる時間が好きだ。

人とご飯食べてると、斬新な驚きがあったりして、やっぱり人間好きかも、と思う。友達づきあい少ないからか、人とご飯食べると、逐一感心してしまう。

誰かと会って話すと、その日の言葉や感情がくっきりと跡になって残ったり、奥深くに積もっていくような感じがする。抽象的すぎて伝わらない選手権になってるけど。自分ひとりで生きてたら知り得ない感情を教えてくれるから、発見があるし、好きなのだ。

忙殺されていた1月の月末、大切な友達と美味しいご飯食べた夜も、特別だった。

その日は仕事がどん詰まりで、気づいたら待ち合わせ時間だった。20分近く遅れたのに、その人は先にお店入って1杯飲みながら待っててくれて、ぜんぜん怒らないでくれて、なんてできた人だ……と思った。

その人ととりとめもない話をして別れた夜、なんだか無敵になったような気持ちがした。特別なきっかけもなければ根拠もないけど、大丈夫だって思った。

そういう人生のセーブポイントとかボーナスポイントみたいな瞬間を忘れないでいたい。その瞬間をくれた人も忘れたくないって思っちゃうな。

過去のそういう瞬間と、これからもあるであろうそういう瞬間があるから、しんどいことがあっても生かされている。

毎日は驚くほど早くすぎて、思うようにいかないことも多いけど、セーブポイントをつないでつないで、その先のちょっとしたボーナスステージを全力で喜んでいきたいね。

最近、そんなセーブポイントが続いて、こんな幸せでいいのかって気持ち。いいことが続くと不安になっちゃう。