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木酢時空旅行

植物を飼っている。ドラセナという。体長50センチほど。小岩の植物ショップでいたく気に入って購入した。

もともとは職場に置いて可愛がっていた。自分のデスク周りにはいくつかの観葉植物を配置している。ここは殺風景な事務所にあって唯一のオアシスだった。朝一番に植物にミスト噴射することだけが通勤のモチベーションと言ってもよかった。

4月にリモートワークが始まった。パソコンやら書類やらを持ち帰らねばならない中で、ドラセナだけは何とか連れて帰ってきた。あとのいくつかの植物はオフィスに置き去りになってしまった。いまだに出社禁止なので無事を確認できていない。

都会の小さな家で飼うと、コバエが目立つ。木酢液や竹酢液やらが植物のコバエ退治に良いとのこと。百均を探したが見当たらない。

ダイソーの野良猫退治コーナーでようやく固形の木酢チップを発見。固形でいいのか?効能の違いは謎である。さっそく植木鉢の表面にレンゲ一杯程度の分量を撒いてみる。部屋中スースーする匂いが充満する。野良猫除け用品だけのことはあるな。

ドラセナの鉢は風呂場に隔離。3時間経過。ずっと喉がスースーしている。強力すぎでしょ。

でもなんだかこの匂い、田舎のばあちゃんちの風呂の匂いを思い出す。
母屋と離れた場所に風呂と便所があって、薪で沸かしてた風呂の匂い。
令和の今も薪なんだろうか。20年前の東北の話です。

あんまんごちそうさまです!! くるみ胡麻餡が至高。