婚約者の職場の仲間とは
婚約者の仲間である人達に会わすと言うことで、婚約者と指定された居酒屋に2人で行きました。
明らかなオタク4人と、オタク女子1人➕美人1人。
私の紹介そっちのけで、オタク達で盛り上がって、何か異様な雰囲気。
所在なげに、座っていました。
美人が見るに見かねて、奥さん!奥さん!て、声かけてくれる。
オタクは一体、何を喋って盛り上がっているんだろう…耳を必死に澄ませて理解しようとする。
教授の猫飼が〜とか(どうやら、本大学の薬学部の教授が大分厄介な人らしいのは.わかりました。)
出世した後、天下り〜からの、なになに〜
全然ついて行けないけど
ひたすら
天下りだ〜とか、
それは天下りや〜とか。
なんなの、天下りって………。
Iさんも話には入っていってて、俺の父もゆくゆくは天下り〜
とか言ってるし!
何なのこの軍団!
ドン引きしてたら、美人が、奥さん、飲んで!何飲む?何好き?と、
かなり気を遣ってくれる。ええ人やー
後から知ったけど、この美人さん、医者と長いこと付き合っていたけど、看護師に寝取られ、結婚までされて、ボロボロになった人だった。
今は、違う人とちゃんと付き合ってるそうだ。
その寝とった友達、私の友達ですけどね…黙っとこう。
ほんと、この会話ついて行けない、人を招待しといて無視な場面、どうしたら良いんだ。
このよくわからないオタク軍団。何言ってるの?
コイツら結婚式来んの?
その話をまた、病棟のみんなにしたら、大爆笑で、
えー!天下りって?何?
天下り〜!天下り〜!と、変に盛り上がって、からかわれる羽目に。
こんな楽しい病棟を、私、辞めないといけないの?
婦長に相談しました。
婦長さんは「えーーーー!Iさん!めちゃ良いじゃない!ついて行きなさい!あんたは、すぐ何でも即決するから、、、、子供だけはおろしちゃダメよ!何かあなた、勝手に1人で決めておろしそうで怖い〜!」と
酷いこと言われました。
私よりIさんの味方だな、こりゃ。
患者の小川さんにしろ、婦長にしろ、何故かおばさんイチコロのIさんの魅力、私には分からなかったし、
誰も私に寄り添ってくれない寂しい気がした。
婦長が東京に行くなら、病院、看護部から紹介するから、そこ行きなさい、みたいなこと言われて
返事を待ちました。
てっきり東大かと思いきや、違いましたが……
23区内にある大学病院でした。
それをIさんに伝えたら3つ候補立てた住処のうち一つに絞ってくれました。
高い家賃は、致し方ない。
2人で協力して生活しよう。
そうこうしているうちに、向こうが東京行く日が決まってしまった。
看護部に挨拶に行くと、そう、旦那さん、先に東京行くのね。
新婚旅行は?結婚式は?などと聞かれて、
あ!まだなーんにもに決めていない事に気づく。
あ!親!
みたいな。お互いの親の顔合わせの、悲劇の始まり始まり。