とてもざっくりな星読みの話 こんなのもあるよ編

※有料記事です。

このシリーズは、占星術って何? とか、ホロスコープ出してくれるサイトで図を出してみたけど、読み方が全くわからない……という方に、ちょっとした手がかりを提供できたらな、という気持ちから始まっています。
最終目標としては、
・西洋占星術ってこういうものらしいよー、と話のネタにする
・推しにはもしかしたらこういう面もあるのかなあ……と思いを馳せる
・創作で自キャラの誕生日に何かそれっぽい根拠を付ける

あたりです。

お読みになる方にお願いがあります。
占いを元にして誰かに勝手な妄想を押しつけたり、現実の物事を無視して行動することはおやめください。
このシリーズは、占星術の知識を創作に生かしたり、思考の材料にしたりすることを目的に書いています。現実に応用する場合、ここに書かれているよりももっと広範な知識や知恵が必要です。
あくまで入り口、こういうものがあるよ……という、いわば紹介の範囲にあたるものだとお考えください。

あなたのお役に立てれば幸いであります。

 記事中のチャート画像は、microcosmというソフトを使用しています。
 提供元サイト:http://microcosm.ogatism.com/


今回は、今までの記事に詰め込みきれなかったものをまとめて紹介します。
ざっくり度合いがさらに高めですが、検索の足がかりくらいにはなると思います。
気になるものがあったら是非、本屋さんや図書館で調べてみるか、Webで検索してみてください。創作の役に立つ概念が拾える……かもしれません。

それから、例によって、ここに書かれているものは全て、私の個人的な解釈です……と申しあげておきます。私もまだまだまだまだ勉強中の身です、というか一生終わらんのじゃないかこれってくらい占星術の世界は広いので、あくまでこの記事はちょっと星の読めるオタクが創作ネタになるかなと作った覚え書きだと思ってください。
何かの足しになれば幸いであります。


ハウスについて

星が現実のどの分野において発揮されるかを示す概念です。
これは本来、ひとつ記事を立ててがっつり書けるくらいのものなのですが……
・出生時刻が確定しないと使えない
・出生地点が確定しないと使えない
・創作に使う場合、対応する概念が創作世界側にあるか分からない

という要素でして……
実際に人を占うときにはとても大事で、ここが確定してくれると出生図から読める情報が爆増する非常に便利な概念なんですけど、創作に応用するのにはちょっと厳しい部分が多いのです。なのでここでは、各ハウスのキーワードのみざっくりまとめます。
尚、もっとハウスのこと知りたい!という方は、毎度参考文献として挙げております『石井ゆかりの星占い教室のノート 実業之日本社 石井ゆかり』にとても分かりやすく解説されておりますので、そちらをご参照ください。

1ハウス…生まれつき/自分自身/ぱっと見の姿/とりがちな表現方法/仕草
2ハウス…個人のお財布/私有財産/持ち物/自分で稼ぐお金/お金の稼ぎ方
3ハウス…読み書きそろばん/義務教育/ショートトリップ/電話や手紙
4ハウス…家/足下/地元/血縁者/帰る場所
5ハウス…遊び場/演じること/恋と友情/娯楽/開放感
6ハウス…Work/義務/労働/仕事/健康
7ハウス…深く関わる他者全般
8ハウス…相続資産/継承するもの/受け取るもの/家族の資産/密かな悩み
9ハウス…知恵と理解/高等教育/ロングトリップ/教授たちの議論/専門書
10ハウス…Mission/社会の中での立場/選び取る役割/活躍する場所/権力
11ハウス…友人/支援者/ファン/利害関係のない協力者/降ってくるラッキー
12ハウス…忘れたこと/自覚がないもの/よく分からないもの/過ぎたこと

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