見出し画像

文章を書くことのセラピー効果

趣味で小説を書いています。
フォロワーさんが「文章を書くことってなんかセラピーっぽい」って仰ってたので、それに触発されてだらだらと。

私がお話を書き始めたのは統合失調症を発症してからです。
というか、入院中に童話っぽいものを書いたのが最初です。

書き始めたきっかけは、入院中に主治医の先生から
「お母さんに手紙を書く練習をしましょう」
と言われたからです。
「おかあさんに」と入ったのは、私が母親との関係で思いつめていたからですね。たぶん。

友達となら文通自体は、結構していました。
そういう世代だ、わかってくれ。

で、「伝えるための文章」を書くためには「自覚」が必要なんです。

・ 自分が何を考えているのか
・ 読んだ人とどんなことを共有したいのか

ぱっと思いついたのはこの辺なんですけど、
これって、「自分のことを分析する」という作業を伴うのですね。

「伝えるための文章」なら上記を考えながら「伝えるための文章そのもの」を書かないといけないという結構大変なものなのですが、
「自分のことを分析する」だけなら、もうちょっと気軽に行えます。

1)慣れた文章入力ツールを用意する(紙とペンとかでももちろんok)
2)今から30分、と決めて思いついたことをただ書いていく
3)読み返してみる

手順はたったこれだけ。
読むのは自分だけなので、伝わるかどうかとか気にせずに、30分間ただひたすら量を書いてください。
大事なのは「質より量」ということです。

書き上げたら少し休憩して、書いたものを読み返してみてください。
ちゃんと考えたことなんていうのは最初のうちしか書けてなくて、あとはくだらないこととか、めちゃくちゃなこととか、なんの役に立つのかわからないようなことばかり書かれていると思います。
それで成功です。

かっこつけてた部分が剥がされて、素の自分がそこには現れています。
安心してください、それを読むのは自分だけです。
自覚していなくても悩みに感じていたことなんかが書かれているかもしれません。それを「吐き出す」ということは、少し、気が楽になるものです。

読み返すときは学校の国語の授業をちょっとだけ思い出すといいかもしれません。「これを書いた人はどんなことをかんがえていたのだろう」と他人事のように読むのがポイントです。

考えていたことを「他人事」と思うことができれば、それは問題解決の糸口になることもあります。
「吐き出した」という事実だけでほっとすることもあります。

文章を書くことが自己治癒になるんですね。
ここで書いたものに対して、自分で返信というか反応をまた書き始めると、これは自分で行うカウンセリングに近いと思います。
自分で行うカウンセリングまで行ってしまうと、認知のゆがみがある場合はドツボにはまってしまう可能性もあるのであまりお勧めしません。

ということを、文章をある程度定期的に書くようになったころに「何かこの方法になまえとかあるんだろうか」と調べてみたことがあるのですが、
サイストリーというそっくりな方法があったことを覚えています。

人によって向き不向きは当然あるので、これで改善されますよ! とは言えないのんですが、私に合った方法だったので、やったことがないのだったら試してみるのも「一つの方法」としてアリかもしれませんよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?