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1ON1についてマネージャーとメンバーが共に学び直す、オンライン全社研修の開催!

こんにちは!root採用広報担当です。

rootは「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をVisionに、事業の成長によりそい、デザインを実践しようとする人々を支え、世界をより良く前進させていくことを目指すデザインファームです。

rootでは、はたらく個人の目標と会社の目標がリンクし、それぞれのビジョン実現に向かえる組織づくりを進めています。目指す組織の形を見据え、マネジメント体制の変更にも取り掛かるなか、先日1ON1研修を実施しました。

今回のnoteでは、研修を企画したHR担当から研修実施の背景などを聞きながら、実施した結果とrootの組織・メンバーの様子をお届けします。


マネジメント体制の移行、リモート中心の組織運営からみえてきた課題

少し前にこちらのニュースがとても話題になりましたよね!

ヤフー、130名以上が飛行機や新幹線の通勤圏に転居--「どこでもオフィス」利用状況

 報じられた内容によれば、同社ははたらく場所を自由に選択できるリモートワーク制度を展開していて、飛行機・新幹線通勤圏に転居した社員は現在以下のようなエリアに多く住んでいるといいます。

1位 48% 九州地方
2位 31% 北海道
3位 10% 沖縄県

rootでも、東北地方からリモートワークをしているメンバーがいますし、(今後も多様なエリアからジョインしてもらえるよう絶賛採用中です!)節目や状況にあわせて、オフラインの場も設けることでハイブリッド型のはたらき方、チーム運営を続けていく方針です。

一方で、2014年から制度を展開するヤフー社は「リモートワークの課題として社員同士のコミュニケーション不足が挙げられている」として、以下のような対策も行っていると明かしています。

対策①:懇親会費補助(5,000円/月)
対策②:1ON1 ミーティング(1回/週)

リモートワーク中心のrootでも、似た課題意識を抱えていました。

そこで今回、全社で1ON1研修を実施することになりました。

rootで今回研修を実施したHR担当はこの背景と目的について、

「いま、私たちは組織として進化しようとしている時期にあります。これまでCEOの西村がメンバー全員をマネジメントしてこれた中、組織の規模が代わり、権限移譲とマネジメント体制の移行が進んでいきます。

企業のビジョン実現を通して、個人それぞれのビジョン実現を目指す上では、個人のビジョンとチームのビジョンがリンクする、つまり目標がリンクすることが必要不可欠です。

個人と企業・チームの目標がリンクすることで、それぞれのビジョン実現が最大化していきます。そのために、新しいマネージャーとメンバーにおけるコミュニケーションや関係性もより重要になり、より良くしていくべきだと考えていました。

また、それとは別にリモートワークが中心の組織運営では、オンボード部分で課題感が出てきている部分がありました。リモートワーク中心になった後に入社したメンバーは、思うようにスムーズにチームに馴染めなかったり、不要な遠慮が生まれてしまったりと、コミュニケーションやマネジメントに課題が発生しました。そして、リモート中心になる前に入社していたメンバーは当事者ではない中で、その視点がどうしてもわからず、後手に回ってしまいギャップが生まれてしまっていました。

そのような状況を受けて、今後体制変更の中で増える1ON1の機会に着目し、入社時期や個性も異なるマネージャーとメンバーの双方が質の高い1ON1の機会を通して、より良い関係性を構築できるようにサポートが必要と考えました。」 

HR/PXアドバイザリー 籔田

1ON1は、双方の共通認識が必要不可欠

そのような状況より、研修当日はCEO・西村から、今回の研修の目的、GOALとその背景説明からスタート。オンラインで全社研修を実施するのも初の試み。

マネージャーとメンバーのより良い関係性を構築するために、1ON1に必要な姿勢や方法を学ぶ機会として実施し、全員の認識を揃えることをGOALとして実施しました。

また、今回の実施目的とあわせてその背景について、個人と企業・チームの目標がリンクすることでそれぞれのビジョン実現が最大化していくことについてもあらためて伝えられました。

今回、研修講師は、世古詞一さんにお願いしました。世古さんは、2017年に「シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング」を出版され、1ON1マネジメントのプロフェッショナルとして活躍されています。

1973年生まれ。千葉県出身。早稲田大学政治経済学部卒。
組織人事コンサルタント/月1回30分の1on1ミーティングで組織変革を行う1on1マネジメントのプロフェッショナル
一般社団法人1on1コミュニケーション協会代表理事。株式会社サーバントコーチ代表取締役。
株式会社VOYAGE GROUP(現株式会社CARTA HOLDINGS)創業期より参画。営業本部長、人事本部長、子会社役員を務め2008年独立。
コーチング、エニアグラム、NLP、MBTI、EQ、ポジティブ心理学、マインドフルネス、催眠療法など、10以上の心理メソッドのマスタリー。個人の意識変革から、組織全体の改革までのサポートを行う。
著書に、『シリコンバレー式 最強の育て方-人材マネジメントの新しい常識1on1ミーティング―』(かんき出版)、『対話型マネジャー 部下のポテンシャルを引き出す最強育成術』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

講師・世古さんが研修を通して伝えられたのは、大きく分けて4つ。
「なぜ、対話が必要なのか?」「何を話せばいいのか?」「どのように話せばいいのか?」「どのように(各回の1ON1を)終わればいいのか?」。

各視点から講義が展開されるなかで、全員が大きな気づきを得たのが以下のテーマ。

マネージャーとメンバーにはそれぞれ役割があり、全うしあうことで1ON1はつくられるのだというメッセージに対し、一際多くの参加者が頷き、聞き入っていました。

研修中の、チャットには、以下のような声も寄せられていました。

しっかりと事前準備をして、改めてメンバー側が1ON1の機会を最大限に活かせるように臨みたいですね。

メンバー

1ON1における場づくりはマネージャーがするものだと思い込み、プレッシャーを感じていました。メンバーの活躍を支援するための機会として有効活用できるように、今後は一緒に場づくりをしていきたいですね。

マネージャー

研修が進むにつれてマネージャーとメンバーの1ON1に対する認識が揃っていく様子が伺えました。

参加したマネージャー・メンバーに研修後の様子を尋ねると、次のような感想も寄せられています!

メンバーとの1ON1の中では解の見えない課題と向き合うことが多々あり、メンバー自身常に葛藤しているように見えます。それに対し、マネージャーとしては寄り添う姿勢に徹し、常にこちらも「メンバーにどう向き合い、何を話すべきか」と考えるようになりました。

マネージャー

これまで1ON1に対して抱いていたぼんやりとした印象が明確になりました。目的や話す内容が定まったことで、対話すべき話題を出しやすくなったと感じています。

研修資料内で拝見した図はすでに社内で定着していて、図解された1ON1にとって重要な考え方やポイントを実践することでこれまでに話せなかったことも話題にあがり始めています。

メンバー

CEO・西村からの権限移譲やマネジメント体制の移行が進むなか、今回の研修は組織の変化を後押しする契機のひとつになりそうです!


個人と会社の目標がリンクする新しい組織体制へ

今回の研修を改めて振り返ると、以前まで各々が悩んでいたことが解決される時間になったと感じます!CEO、マネージャー、メンバー…それぞれの視点から1ON1への解像度が上がり、認識も揃ってきました。

ただ、この研修はゴールではなく、はじまり。

研修は学んで終わりではなく、それをメンバー皆が日々にどう活かせるかが指標。

講師からも、今後の挑戦と成長を期待するメッセージをいただきました。

1ON1をマネージャーとメンバー双方で協力して、試行錯誤のプロセスを楽しみながら、充実した時間にしていってください。

講師よりメッセージ

また、今回は全社研修として実施しましたが、次回は、マネージャーに向けて研修(チームコーチング)を行い、学んだことの実践と定着に取り組みます!

引き続き、rootは、個人と企業それぞれのビジョン実現の最大化に向かって邁進し続けられる組織を目指していきたいと思います。


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rootでは、Visionである「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」の実現のため、デザインの根源的な力をより多くの人々、より多くのものごとへ活用することで、世界をより良く前進させていきたいと考えています。

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