世は教材に満ち溢れている。〜Youtuber ヒカルの件〜
ヒカルといえば、有名なYoutuberで若者に大人気。コンテンツも面白いし、ファンも多い。大金を稼いでいるのはみんなが知っている。それを羨ましく思う人も入れば、妬む人もいるのは当然。大半の人は別次元の人間だと思ってあまり気にはしていないだろが。
しかし、テレビ界の人は決して我々一般人とは同じ気持ちではいれないのかもしれない。なぜなら、今まででテレビに向かったいた視聴者のベクトルがyoutubeに向かい、チープな企画、素人に毛が生えたような演者らにファンを持っていかれているわけだ。それにつられてスポンサーまで!!一方で、相変わらず役者や芸人たちが、テレビに出るためには多大な苦労が必要で、出続けるのはもっと大変。もちろん、youtubeの方が楽と言っているわけではないが。こればっかりは、運やタイミングもあるから、どっちがどっちとは言えない。K-1とMMA選手はどっちが強いって言っているようなもの。どの業界にも存在する、一筋縄ではいかない問題。
では、この記事に話を戻す。この記事では、ヒカルとテレビに出ている中堅芸人が会食をし、その際にその芸人からヒカルに対して”激しく”「こき下ろされた」とのこと。それに対し、ヒカルはその場では反抗せず、後ほど自身のyoutubeで「お前が30年掛けて稼ぐ金を2年で稼いでいる。なめんなよ」と応戦。相当イライラが溜まっており、視聴者に伝え、共感を得たかったのだろう。もちろん、番組的にも面白くなり、結果的に視聴者数が稼げるわけだから。
我々外野はこの件における、中堅芸人、ヒカルサイドの真意、善悪はどうでもよいとして、この与えられた情報において、ディベートをしてみたら面白いと思う。
Agree: ヒカルが正しい。芸人が間違っている。
Against: ヒカルは間違っている。芸人が正しい。
論点をごっちゃにしないためにも、論ずるポイントを制限したい。
①善悪、強弱を判断する上で金やファンの数は関係あるかないか。
②その場では返答せず、後でyoutube(SNS)に流すことやり方はどうか。
この2点に絞ってみよう。
まず①についてはどうか。
Agree:
そもそもテレビとyoutubeの市場規模の違いがあるのは明らかである。さらに規模感の違いもある。そのため、ファンの数や稼いでいる金額も異なってくるため、演者としての能力を明確に比べるのはとても難しい。とはいうものの、仕事としては重なる部分が多いため、なんとなくで比べられないこともない。そうなってくるとやはり、稼いでいるお金や、ファンの数など、客観的な要素がポイントとなってくるだろう。これらを加味すると、ヒカルの方が圧倒的に上である。つまり、この芸人の言い分は単なる嫉妬や文句でしかなくなってしまう。
Against
反対に、活動しているプラットフォームが全く異なるため、稼ぎやファンの数は比較対象としないのであれば、おそらく芸人に軍配が上がるであろう。中堅芸人であれば、そこそこテレビにも出演しているだろうし、熾烈な競争を勝ち残り、役者特有の過酷な若手時代も過ごしてきている。そういった面で、プロ演者としての能力はヒカルのような数年で成り上がったyoutuberとは比較にはならないのではないか。
主な争点はこのようなところであろう。これにエビデンスを加えながら、論じていくことで勝敗が別れていくところだと思う。
次に②についてはどうか。
②については次回に回します!!お楽しみに。
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