みなさま。こんにちわ。日本IBMでデザイナーをしているmoritomoです。暑い中お元気でしょうか?
今回はテクノロジーもデザインもどちらも好きなIBM社内デザイナーメンバーからおすすめしたいデザイン本を集めてみました。
みなさまの新しい発見や視点の違いへの気づきなどに繋がることが出来れば嬉しいです。
● おたけさんのおすすめデザイン本
『Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門』
著者:前川 峻志, 田中 孝太郎
◯ この本との出会い
大学講義
◯ 推しポイント
デザイナーにとって、プログラミングの楽しさを知ることができる本です。自分の書いたプログラムが、グラフィックやアニメーション、インタラクションに変換されるのが楽しくて、学生時代に夢中になって本がボロボロになるまで繰り返し読みました。
● オガティさんのおすすめデザイン本
『考えなしの行動?』
著者:ジェーン・フルトン・スーリ 訳者:森 博嗣
◯ この本との出会い
大学の研究室の本棚
◯ 推しポイント
IDEOに長年勤めた著者が集めた日常の何気ない場面の写真集なんですが、それぞれに「支柱の上のミルク」とか「靴紐に鍵」とか「ゴミに花」といったタイトルと、その簡単な説明が添えられています。人間の無意識の行動に着目して人間観察することで、何かの使いやすさや、使いにくい場合の工夫、「あの表示だとそう理解されるのか~」などの気づきを得られます。だからこそ外に出て、現場にちゃんと行って観察しよう!という気にさせられる本で、たまに見返して眺めています。
● じょまさんのおすすめデザイン本
『40 Days of Dating: An Experiment』 著者:Jessica Walsh, Timothy Goodman
◯ この本との出会い
大学での授業
◯ 推しポイント
同じグラフィックデザイナーで長年の友人同士だった2人が、ことわざの「習慣を変えるには 40 日かかる」を実践して、恋愛にも同じことが言えるのか、2人で実験しデートや会話を始め、本当に何かが変わるのか、過程と結果をWEBや本などあらゆるデザインで表現した作品です。徐々に変わっていく心理や行動、人間らしく思考が矛盾した悩みがありのまま書いてあり、読み物としても面白いのですが、グラフィックも眺めていて楽しいです。お仕事の気晴らしや英語の勉強にもどうぞ。
◯ じょまさんの紹介・関連記事
www.linkedin.com/in/masayo-jotsu-2a7544b6
● サリーさんのおすすめデザイン本
『ラクガキ・マスター』 著者:寄藤文平
◯ この本との出会い
PERIさん(同僚のIBMデザイナー)からの紹介。
◯ 推しポイント
Visual thinkingはデザイナーにとってかなり重要なスキルですが、今まで3次元のプロダクトスケッチしか触れておらず、簡単な絵しか描けなかったので、購入してみました!線、四角、丸で書いてた人や木をもう一段ステップアップするためのTipsが詰まった一冊で、実践に繋げやすい構成になってたのが推しポイントです。物をキャラクタ化し、性格を吹き込む方法が書かれた「キャラマスター」の部分もかなりお気に入りです!
● moritomoのおすすめデザイン本
『Visual Grammer』 著者:Christian Leborg
◯ この本との出会い
もはや覚えていない。。
◯ 推しポイント
シンプルな形とその配置などが視覚的にどういう意味を持つかを丁寧に教えてくれます。いわゆるGraphic Design Pricipalに当たる情報が詳しく載っている感じですが絵本として眺めるだけでも楽しいです。
UIUX観点、サービスデザイン、デザイン経営観点での魅力
Graphic Designの本ではありますが、人間が視覚的な要素からどのような情報を非言語領域で受け取っているかを学ぶことができるコミュニケーションデザインの基礎となるもののため、ユーザー体験に対して非言語で向き合う姿勢を培うことができます。
◯ moritomoの紹介・関連記事
● さいごに
いかがでしたか?
今回はデザイン本ということで社内デザイナーから募集してみましたが、みなさまからもおすすめを教えていただけたら嬉しいです。
今後は漫画や家電などこれからいろいろ集めてみたいと思っていますので、もしよかったらチェックしてくださいね。
● チームのnoteご紹介