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IBM Japanデザイナーの推しデザイン本集めました

みなさま。こんにちわ。日本IBMでデザイナーをしているmoritomoです。暑い中お元気でしょうか?
今回はテクノロジーもデザインもどちらも好きなIBM社内デザイナーメンバーからおすすめしたいデザイン本を集めてみました。
みなさまの新しい発見や視点の違いへの気づきなどに繋がることが出来れば嬉しいです。

今回紹介するデザイン本サムネイル:左から『Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門』、『40 Days of Dating: An Experiment』、『考えなしの行動?』、『ラクガキ・マスター』、『Visual Grammer』
今回紹介するデザイン本サムネイル

● おたけさんのおすすめデザイン本

『Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門』
著者:前川 峻志, 田中 孝太郎

書籍カバー画像:Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門
書籍カバー画像:Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門

本書『Built with Processing』は、アート/デザイン指向のプログラミング環境「Processing」の解説書です。プログラミングによってビジュアルやインタラクションを開発することに興味を持つアーティスト、デザイナー、学生を主な対象読者として、Processingを使った初歩的なグラフィック描画、アニメーション、インタラクションをプログラムする方法を解説しています。

https://bnn.co.jp/products/9784861007071

◯ この本との出会い

大学講義

◯ 推しポイント

デザイナーにとって、プログラミングの楽しさを知ることができる本です。自分の書いたプログラムが、グラフィックやアニメーション、インタラクションに変換されるのが楽しくて、学生時代に夢中になって本がボロボロになるまで繰り返し読みました。



● オガティさんのおすすめデザイン本

『考えなしの行動?』
著者:ジェーン・フルトン・スーリ 訳者:森 博嗣

書籍カバー画像:考えなしの行動?

森博嗣が翻訳!
「本書は、『発想力』を育むためのドリルである」

習慣? 本能? 意識と無意識の境界は、発見の宝庫。
124例の日常から、チャンスとアイデアを見つける方法

たとえば、バランスをとるためになにかを掴む、といった行動は、普遍的だし、また本能的なものである。また、熱いマグカップで手を暖めたり、ベルベットを撫でたりするのは、経験的な行動ではあるものの、あまりにも深く身に染みついているため、ほとんど意識せずについやってしまう。このほか、ティーバッグのヒモをカップの把手に巻きつけたり、ジャケットを掛けるために椅子を探す、といった行為は、習慣や社会的学習を通して自然に出てくるようになる。本書に掲載された写真は、人々が自分の周囲の世界に反応する、この種のやりとりを垣間見たものである。あなたは何を見るか。

https://www.ohtabooks.com/publish/2009/06/18000000.html

◯ この本との出会い

大学の研究室の本棚

◯ 推しポイント

IDEOに長年勤めた著者が集めた日常の何気ない場面の写真集なんですが、それぞれに「支柱の上のミルク」とか「靴紐に鍵」とか「ゴミに花」といったタイトルと、その簡単な説明が添えられています。人間の無意識の行動に着目して人間観察することで、何かの使いやすさや、使いにくい場合の工夫、「あの表示だとそう理解されるのか~」などの気づきを得られます。だからこそ外に出て、現場にちゃんと行って観察しよう!という気にさせられる本で、たまに見返して眺めています。



● じょまさんのおすすめデザイン本

『40 Days of Dating: An Experiment』 著者:Jessica Walsh, Timothy Goodman

書籍カバー画像:40 Days of Dating: An Experiment
書籍カバー画像:40 Days of Dating: An Experiment

When New York–based graphic designers and long-time friends Timothy Goodman and Jessica Walsh found themselves single at the same time, they decided to try an experiment. The old adage says that it takes 40 days to change a habit—could the same be said for love? So they agreed to date each other for 40 days, record their experiences in questionnaires, photographs, videos, texts, and artworks, and post the material on a website they would create for this purpose.

What began as a small experiment between two friends became an Internet sensation, drawing 5 million unique (and obsessed) visitors from around the globe to their site and their story since it was launched in July 2013. 40 Days of Dating: An Experiment is a beautifully designed, expanded look at the experiment and the results, including a great deal of material that never made it onto the site, such as who they were as friends and individuals before the 40 days and who they have become since.

https://www.amazon.co.jp/-/en/Jessica-Walsh/dp/1419713841

◯ この本との出会い

大学での授業

◯ 推しポイント

同じグラフィックデザイナーで長年の友人同士だった2人が、ことわざの「習慣を変えるには 40 日かかる」を実践して、恋愛にも同じことが言えるのか、2人で実験しデートや会話を始め、本当に何かが変わるのか、過程と結果をWEBや本などあらゆるデザインで表現した作品です。徐々に変わっていく心理や行動、人間らしく思考が矛盾した悩みがありのまま書いてあり、読み物としても面白いのですが、グラフィックも眺めていて楽しいです。お仕事の気晴らしや英語の勉強にもどうぞ。


◯ じょまさんの紹介・関連記事

www.linkedin.com/in/masayo-jotsu-2a7544b6



● サリーさんのおすすめデザイン本

『ラクガキ・マスター』 著者:寄藤文平

書籍カバー画像:ラクガキ・マスター

描くことが楽しくなる絵のキホン

イラストレーター、アートディレクターとして、第一線で活躍する寄藤文平が、誰でも鼻歌まじりで絵が描ける、簡単、かつ楽しいやり方を解説。

https://bijutsu.press/books/2341/

◯ この本との出会い

PERIさん(同僚のIBMデザイナー)からの紹介。

◯ 推しポイント

Visual thinkingはデザイナーにとってかなり重要なスキルですが、今まで3次元のプロダクトスケッチしか触れておらず、簡単な絵しか描けなかったので、購入してみました!線、四角、丸で書いてた人や木をもう一段ステップアップするためのTipsが詰まった一冊で、実践に繋げやすい構成になってたのが推しポイントです。物をキャラクタ化し、性格を吹き込む方法が書かれた「キャラマスター」の部分もかなりお気に入りです!



● moritomoのおすすめデザイン本

『Visual Grammer』 著者:Christian Leborg

書籍カバー画像:Visual Grammer

こむずかしい理論書を読んでもわからなかったデザインの法則が、洗練されたヴィジュアルですぐに理解できる、北欧発のデザイン辞典です。デザインに興味のある人すべてが知っておきたい視覚上の共通認識が身に付きます。

https://bnn.co.jp/products/9784861005039

◯ この本との出会い

もはや覚えていない。。

◯ 推しポイント

シンプルな形とその配置などが視覚的にどういう意味を持つかを丁寧に教えてくれます。いわゆるGraphic Design Pricipalに当たる情報が詳しく載っている感じですが絵本として眺めるだけでも楽しいです。

UIUX観点、サービスデザイン、デザイン経営観点での魅力
Graphic Designの本ではありますが、人間が視覚的な要素からどのような情報を非言語領域で受け取っているかを学ぶことができるコミュニケーションデザインの基礎となるもののため、ユーザー体験に対して非言語で向き合う姿勢を培うことができます。

◯ moritomoの紹介・関連記事



● さいごに

いかがでしたか?
今回はデザイン本ということで社内デザイナーから募集してみましたが、みなさまからもおすすめを教えていただけたら嬉しいです。
今後は漫画や家電などこれからいろいろ集めてみたいと思っていますので、もしよかったらチェックしてくださいね。

● チームのnoteご紹介