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Think 2022@Bostonのハイライトをお届け!〜量子コンピューティング&AIと自動化〜

Think 2022が開催されました


世界中のお客様やIBM® のエコシステム・パートナーが集まり、デジタル世界において優れた成果を得るために、テクノロジーを組織としてどのように活用していくべきかについて議論する年次イベント「Think」が、2022年5月10日、11日に米国ボストンで開催されました。本イベントでは、IBMの役員、グローバル・ビジネス・リーダー、業界の専門家が、テクノロジーにおける大きな進展のほか、サステナビリティー、イノベーション/研究開発、人材確保、自動化といった課題について議論しました。この議論について発表された内容から、量子コンピューティングと、AIと自動化についてハイライトをご紹介します。

量子コンピューティング

IBMは、量子コンピューティングの実用化を目指すための新たなロードマップを公開し、2025年に4,000量子ビット級のシステムを実現する計画を発表しました。IBMは、2016年にIBM Cloudが提供するIBM Quantumプラットフォームで、初めて量子プロセッサー(https://research.ibm.com/blog/quantum-five-years)を利用できるようにして以来、クラウドベースの量子コンピューティングをリードしてきました。そして次フェーズの量子コンピューティングのプログラミングと実行モデルは、高速性、効率性、利便性、拡張性が求められています。IBMは2025 年の目標に、モジュール式に拡張されたプロセッサーの複数のクラスターによって構築された4,000量子ビット以上のプロセッサーの実現を目指していきます。

AIと自動化

AIによる16兆ドル規模の経済効果へIBMは、ビジネスの意思決定を行う7,502人の経営層を対象に調査を実施した「Global AI Adoption Index 2022(グローバルAI導入指数2022)」を発表しました。調査から、過去12カ月間でビジネスにおけるAIの導入が着実に増加したことが明らかになりました。

調査サマリー

ビジネスにAIを活用していると回答した企業は35%で2021年から4ポイント増加
・AIを導入していないと回答した企業は、AIを導入済みの企業と比べ、自社が適切なデータ管理ツールを有していることにほとんど自信がないと回答する割合が3倍高い
・AIによる自動化は、人材不足やスキル不足に取り組むために活用されている。世界のIT専門家の30%が、新しいAIや自動化ソフトウェアによる時間短縮を報告

Krishna氏はPWCのレポートに言及し、AIの導入がこのレベルまで拡大すれば、2030年までにおよそ16兆ドル(約2000兆円)規模の経済効果が期待できると述べています。

最後に

今回は量子コンピューター、AIと自動化についてフォーカスした内容をお届けしました。他にも最先端の情報が公開されていますので、ぜひオンデマンドもご覧ください!

オンデマンドはこちら


Think 関連情報

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IBM Global AI Adoption Index 2022

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