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「設計」とはなんだろう?

「設計」を一言でお伝えするとそれはあらゆる複雑な条件をまとめて形にするためのノウハウだと私は考えています。


建築には「意匠」「施工」「法規」「構造」「設備」「施工」「材料」の分野があって一つ一つの分野はそれぞれ奥が深く意匠は意匠、温熱は温熱、構造は構造という風にそれぞれの専門家が最適な条件を分かち合い最善を尽くすのが設計者だと大工の私も思っていました。

しかし実際にはそのように全てを考慮して最適な建築の設計をする設計者とは巡りあうことは簡単ではありません。

私は大工で大工は「設計」には本来関わりません、大工は「施工」が主な仕事なのです。

大工を始めてから毎日のように考えていた事は実際施工している大工が具体的に設計図書と現場の矛盾を配慮しながら設計という仕事を理解すれば、これは最強だろと言うことでした。

その理由は図面だけ書いている場合と比較すると想像力に「質量」が加わるからです。

この想像力を私なりに解釈すると明確に再現出来る「質量」のある心の映像の事です。

その映像が詳細で明確であればあるほど完成した時に後悔もありません。

ならばいつも図面から現物を施工している大工がその設計を学べば良いだけだ!
大工ならば殆どの大工がそう考えた事があるのでは無いでしょうか?

高性能と安全は裏付けのある計算で実現できます。

いや、裏付けのある計算を元にしか造れないはずです!

家は生涯かけてお金を払う事になります。

つまり、後悔は生涯続きます。

後悔は情報不足が原因です。

だから、私は根拠のある情報をお伝えしていきます!

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