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R4第4回オンライン交流会を開催しました

3月29日(水)19時半から21時、R4第4回オンライン交流会を開催しました。
県内各地の日本語ボランティアの方11名、前回に続き大阪府の方1名と、INVN運営メンバー3名、計15名が参加しました。

今回は、参加者全員がリピーターでしたが、久しぶりの方もいらっしゃいましたので、最初にお一人ずつ、所属とお名前、最近の活動のご様子などを一言ずつ言っていただきました。
その後、参加者の皆さんからご提案のあった「介護の日本語」、「やさしい日本語」、「初期日本語支援」という3つのテーマでブレイクアウトルームを作りました。前半30分、後半25分の2セッションで、ルーム間を自由に行き来できる形で進めました。

「介護の日本語」の部屋では、介護職の外国人の方が、資格のためではなく入所者の方と楽しくおしゃべりするために日本語教室に来るというお話があり、これまで介護職の外国人の支援に関わった経験のある参加者から様々なご意見がありました。
「やさしい日本語」の部屋では参加者のお一人が作られた、学校の文書をやさしい日本語に書き換えた資料の紹介があり、それをもとにした議論がありました。
また、「初期日本語支援」の部屋では、初期日本語クラスを開いている方からの具体的なお話、それをきっかけに他の方から、まったく日本語ができずに来日する外国人配偶者の支援の難しさのお話があり、参加者の皆さんから多様な支援の在り方の提案がありました。
前半と後半でルームを移動する方、連続して同じルームにいる方など、それぞれの問題意識から議論を深める時間がとれたようです。参加者アンケートからも、皆さんそれぞれに満足していただけたことがわかりました。今後もこの形で、進めていきたいと思います。

今回は私個人として、交流会の意義を改めて感じることがありました。
それは、私が開いている外国ルーツの子どものための放課後支援教室に、ある時ぱったり来なくなった小学生が、今回の交流会の参加者のお一人の近所に住んでいて、その方から支援を受けていると聞いたことです。その子に支援がつながっていてほっとしたと同時に、子どもの支援の難しさを強く感じる機会になりました。
この交流会があってこそ、こうした情報が得られるのだと、交流会の意義の一つを再確認できました。

さて次回、令和5年度第1回は2023年5月31日(水)19:30~21:00に開催します。
以下の申し込みフォームから申し込んでください。

次回も皆さんからテーマを募集しますので、テーマを思いついたら、書いて申し込んでください。もちろん、聞いているだけの参加でも構いません。
皆さんのご参加をお待ちしています。

(飯)