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【囲碁】験担ぎの力

おはようございます。囲碁講師の井場です。

皆さんには対局時に「これを身につけると勝率が良い」
「対局前はこれをする」といったものはあるでしょうか?
今回は験担ぎの力について考えます。

気分を良くするもの

何かお出かけするときにでも
「この服はお気に入りで気持ちが上がるんだよね」
といったものはあると思います。
コンタクトをカラコンにしてみるだけでもっとイケてる自分になったり
アクセサリーを身につけてかっこよく見せたり
それだけで気持ち良く、自信を持って外に出かけれたりするものです。

仕事前にはこれを食べると調子が良いんだよねと
毎朝バナナを食べてみたり、ヨーグルトを食べてみたり
パンよりはご飯が良いと決まってご飯にしたりなど

これをするとこんな気分になると
そういったものが人それぞれあると思います。
だとしたらその力というのは利用するのは
当然ながら勝負の世界でも有効です。

ゾーンに入るためのアプローチ

そもそも勝負において理想の姿というのはどんな姿でしょうか?
もちろん勝つ事もそうですが、究極の集中状態に入りベストな自分と出会うというのはとても大切で理想の姿といえます。

対局の時に良い集中状態だったなと感じる経験はあると思います。
その感覚というのは体は覚えていて、
再びその状態に入れる事でもあります。
そのアプローチとして使えるのが、験担ぎです。
その時の身につけていたもの、ネクタイやスーツの色であったりシャツの色であったり、色々あると思いますが、その通りにします。

そうするとその経験した事を身体が思い出して、スッと集中状態に入っていきます。
験担ぎというのはこれを持ったら勝てるというよりは
集中状態に入るためのスイッチを作るといったようなものですね。

驚異のルーティン

ルーティンというのは試合や要所要所のポイントにおいて
とても大切なものと言えます。
野球でいえばイチロー選手が打席前に行う動作など有名です。

囲碁界で言えば上野愛咲美女流棋聖が
驚異のルーティンを取り入れています。
それは対局前に縄跳びを777回跳ぶというもの。

運動すると集中力、判断力、創造力などは上がると言われていますし
モチベーションも上がります。さらには感情も安定していくと言われているので運動は脳のパフォーマンスを上げる上でとても大切です。

さらには777回というのもなかなかなポイントで
ラッキーセブンと言われるように良い事が起きる予感があります。
もちろんこれだけが勝利の要因というわけではありませんが、上野女流棋聖を支える驚異のルーティンと言えます。

スポーツ界、ビジネス界でも多くの人が取り入れている事からわかるように
ルーティンも最大の手中力を発揮する有力な験担ぎと言えるでしょう。

集中状態に入るためのスイッチの作り方

良い集中状態に入るためのスイッチのようなものを作れると良いでしょう。
意外にもこういったものは簡単な方法で作れると思います。

「これをしたら対局をする」と決めてその動作を繰り返す事です。
反復する事で脳はこの動作をしたら対局に臨むと認識するので
自然と良い集中状態に入れると思います。
その動作についてもなんでも良いでしょう。
髪を結ぶでもお茶を飲むでも自分が決めた事をしていれば大丈夫です。

ぜひパフォーマンスの向上、集中力の向上をしたいという方は試してみてください。

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