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恋をしたから

2024.8.7

味方ができた。味方っていう言い方あまりよくないのかな?俗にいう恋人のことです。意外にわたしの生活は大きく変わっていない。あえてあげるとするならば、LINEの通知が頻繁に届くようになったことくらいかな。あと帰りがちょっと遅くなったこと、わたしが駅まで送るから。

裏腹に幸せでいっぱいなはずなのに、怖さを感じてるわたしがいる。形あるものはいつか終わるって言って、枠にはまることを恐れたわたし(たち?) 付き合う前にもその話をした。だからこそ終わりを考えちゃう、前に戻れなくなる気がするとか。でも、わたしがいたらなんとかなりそうってあなたは笑ってくれた、わたしもそう思ってたからびっくりしたよ、無責任かもしれないけどわたしもあなたと一緒なら大丈夫な気がしてる。
付き合った初日は老衰の話を真面目にしたね。いま思えばおかしいねってふたりで笑えるんだけど、あの時はいたって真剣だった。そんな空気感がわたしは大好きだし、落ち着くんだけどね。




これから一緒に四季をたのしめますように。でもあなたは進学で、東京に行ってしまうから遠距離になっちゃうね。今年の秋冬はこっちで、一緒に過ごせるね。なにをしようか、とりあえずわたしのだいすきな喫茶店についてきてほしいな、わたしの好きなものをたくさん教えたいよ、あとでっかい夕焼けをいっしょにみたい、なにも予定のない休日に、あてもなくただ一緒に散歩したい。混んでいるところはお互い苦手だから、クリスマスとかは静かに過ごしたいよね、でも一緒にいれるのなら、それでいいな。あなたが幸せでいてくれれば、笑っていてくれればわたしはそれでいい。

こっちの春は東京よりもずっと遅いから、春が来る前にあなたは行ってしまうね。わたし、春がだいすきだからだいすきなあなたと一緒に迎えたかったよ。あとね、わたし春が似合う女の子だねってよく言われるのね、そんなわたしのこと、いつもみたいな愛おしいものを見る目で見つめてほしかったな。だけど、これからも一緒だよね、きっと。なら焦ることもないか。わたしの隣で幸せでいてね、笑っていてね。

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