Global HR NOW! vol. 11〜ニューノーマル時代に、従業員が望むもの〜
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Global HR NOW! vol. 11〜ニューノーマル時代に、従業員が望むもの〜

なぜ書くか

変化し続ける社会・ビジネスの中で、ヒトも組織もHRもそのあり方が変わり続けています。このメルマガでは「Global HR NOW!」と題し、世界のHRの今をお届けします。

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今日のニュース:従業員が、今望んでいること

コロナ禍で世界中の企業の働き方が大きく変わりました。今まで紙で処理したものはデジタルになり、対面で行っていた打ち合わせもネット上で会うようになりました。

私たちも、多くの労働者も、専門家も、「以前の働き方に戻れない」と言っている中、統計的にはどんな働く環境を望んでいるのでしょうか。専門用語では、Needs Satisfaction(ニーズサティスファクション)と呼ばれるもので「従業員が望むことを満たす事」は、今も昔もHRMの上で非常に重要なファクターです。

さらに重要な事は、そのニーズは変化し続けるという事です。リーダーとマネジメントは社員の望みを理解しないと、新しい人材を採用することもできず、既存社員の維持もできなくなります。

この記事を通じで皆様が、「従業員が会社に望んでいる事は何か聞いてみよう」と思って頂けたら嬉しいです。

1. 「柔軟な職場」を強く期待している

Talent Acceleratorの調査は、トップHR、2,000人を超える知識労働者、500人以上のHRディレクターの調査を組み合わせ、1年をかけて行われました。

その結果、世論調査を行った労働者の76%は、ライフスタイル(家族や個人の利益)を優先する可能性が高く、賃金が下がったとしても、仕事とライフが両立できる場所で仕事を追求すると考えているという結果が出ました。
また、従業員の83%は、労働者がリモートで作業でき、農村地域に新しいワークハブを作成できれば、都市やその他の都市の場所から移動する可能性が高くなると考えています。

総じて、仕事一辺倒の過ごし方ではなく、仕事も含めた"人生の過ごし方"を考える傾向が強くなっているという事が言えます。

2. 「新しい指標」で評価される事を期待している

従業員の86%は、成果よりもその結果を優先する会社で働きたいと述べています。新入社員は、「自分たちのアウトプットそのものよりも、全体的な意味でビジネスインパクトを重視する会社で働きたい」と考えています。

しかし、ここには理想と現実のギャップがあるようです。HRディレクターの69%が、「既にそのようにやっている」と述べています。また、HRディレクターの半分だけが、経営者やマネジメントメンバーがマイクロマネジメントをすることなく、結果にフォーカスをして従業員を信頼することが出来ている組織がより生産的な組織である、と述べています。

このギャップは、「本当は●●をやったらこの会社にとってプラスなインパクトがあるのに」という事を会社側が制御している可能性を示唆しており、Z世代ならではのSDGs的な発想やDEIなどの周囲を助ける動きなど、Good for Society&Communityが新たな成果指標になるのかもしれません。

3. 「多様性ある職場」を期待している

最後に、多様性についてのニーズです。多様性は、従業員と経営陣にとって双方同意する要望であったとの結果が出ました。

従業員の86%とHRディレクターの66%は、役割、スキル、および会社の要件が時間とともに変化するにつれて、多様な労働力がさらに重要になると主張しています。したがって、組織の誠実さや多様性に対する指標が公開されている事は今後のより良い職場づくりの鍵になると言われています。

ISO30414という国際的な情報開示規定が出され、組織内の人口統計学的多様性を発表する事への興味関心は高まっているように、少しずつ「開示する」という事が一般的なアクションになりつつあります。


如何でしたでしょうか?今回の研究では以下の3点がフォーカスされていました。

1. 柔軟な職場
2. 新しい生産性の指標評価の仕組み
3. 多様性ある職場

読者の皆様にも「会社に望むもの」を考えて頂くきっかけとなれば幸いです。

出展
Harvard Business Review, What Your Future Employees Want Most
By Tim Minahan May 31, 2021

・https://hbr.org/2021/05/what-your-future-employees-want-most

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