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【HRテックカンファレンス2024】参加レポートVol.12『Eightfold Innovation Showcase:introducing Eightfold Talent Design(AIイノベーションショーケース: タレントデザインの紹介)』

HRテックカンファレンスとは?

2024年9月24-26日にかけて、アメリカ・ラスベガスにて開催される世界最大の人事テックイベント、HR Tech Conference & Exposition 2024。

HR Technology Conference & EXPOは、HR Tech領域ベンダーが出展するエクスポ(ブース出展)、各企業の事例やインフルエンサーがトレンドを語るカンファレンス、明日のトレンドをつくるpitch(ベンチャー企業のプレゼン大会)等が行われる【世界最大のHR Techイベント】です。

HR Techという言葉が注目されてから久しく、日本でも効率化・自動化・最適化等をテーマに魅力的なサービスが展開されています。しかし、日本の市場規模が1,200億円程度とされる一方、世界のマーケットはは2018年時点で146億8,000万ドル(およそ1兆6000億円)とまさに桁違い、しかも年10〜11%で成長しており、2025年には300億ドル(約3兆2000億円)に達する見通しでした。なかでもアメリカでは、平均従業員一人当たりで300ドルの投資がなされているとのことで、各企業が重要な投資分野と位置付けており、それに伴いベンダーも魅力的なサービスを提供し続けています。

参加できたセッションについて、ラフな文章ではありますが皆様に共有をさせて頂きます。ご参加された方は社内レポートなどの参考にして頂ければと思います。

Eightfold AIとは

Eightfold AIは、AIを活用してタレントマネジメントを最適化するプラットフォームを提供する企業です。Eightfold AIの目的は、採用、リスキリング(新たなスキルの習得)、従業員のキャリア開発など、全てのタレントマネジメントの段階でAI技術を用いることで、企業が最適な人材を見つけ、育成し、維持することを支援することです。

Eightfold AIのプラットフォームは、膨大なデータとAIアルゴリズムを駆使して、人材に関する深いインサイトを提供し、企業の人事戦略を強化します。

タレントデザインプラットフォームとスキルデザインの重要性についての概要


日時: 2024-09-25 16:54:02
スピーカー:Lacey Ringlespaugh、シニア ソリューション コンサルタント - Eightfold AI
コース名:Eightfold Innovation Showcase:introducing Eightfold Talent Design(AIイノベーションショーケース: タレントデザインの紹介)

キーワード

タレントデザイン スキルデザイン 生成AI

主なアジェンダ

1.     タレントデザインプラットフォームの紹介: AIを活用して、個人の次の仕事を予測し、スキルの向上やクライアントへの洞察提供を支援する。

2.     タレントデザインの重要性: スキルの重要性を強調し、個人の動機や学習速度、仕事の好みを考慮することで、最適な機会を提供する方法を説明。

3.     スキルの課題と解決策: スキルに関する課題を3つの主要な領域で説明し、それに対する解決策として動的なスキルフレームワークの重要性を強調。

4.     スキルデザインのプロセス: スキルデザインのプロセスを3つのステップで説明し、データの統一、整理、更新の重要性を強調。

5.     タレントデザインの構成要素: タレントデザインの主要な構成要素とは

6.     スキルデザインの詳細: スキルデザインの詳細とその実施方法とは

7.     タレントマネジメントの重要性: タレントマネジメントの重要性とその実施方法とは

知識の説明

1. タレントデザインプラットフォームの紹介

·       キーポイント

o   タレントデザインプラットフォームはAIとHRを活用してタレントインテリジェンスカテゴリーを作成。

o   プラットフォームは世界最大のデータセットを使用して、次の仕事を予測する。

·       説明
タレントデザインプラットフォームの目的とその機能について説明。AIを活用して、個人の次の仕事を予測し、スキルの向上やクライアントへの洞察提供を支援する。

2. タレントデザインの重要性

·       キーポイント

o   スキルは重要であり、タレントの中心にある。

o   スキルだけでなく、個人の動機や学習速度、仕事の好みも考慮する。

o   タレントインテリジェンスプラットフォームを通じて、個人に最適な機会を提供。

·       説明
スキルの重要性を強調し、個人の動機や学習速度、仕事の好みを考慮することで、最適な機会を提供する方法を説明。

3. スキルの課題と解決策

·       キーポイント

o   スキルは関連性がなく、アクセスできないことがある。

o   スキルは一貫性がないことがある。

o   新しいシステムを導入しても、古いデータが更新されていないことがある。

·       説明
スキルに関する課題を3つの主要な領域で説明し、それに対する解決策として動的なスキルフレームワークの重要性を強調。

4. スキルデザインのプロセス

·       キーポイント

o   データを統一して理解する。

o   データを調和させて整理する。

o   情報を更新し進化させる。

·       説明
スキルデザインのプロセスを3つのステップで説明し、データの統一、整理、更新の重要性を強調。

5. タレントデザインの構成要素

·       キーポイント

o   スキルデザイン

o   市場の洞察

o   ロールデザイン

·       説明
タレントデザインの3つの主要な構成要素を説明し、それぞれの役割と重要性を強調。

6. スキルデザインの詳細

·       キーポイント

o   スキルタクソノミー(※)を利用してスキルを理解する。

o   AIを活用してスキルを強化する。

o   従業員データを使用してスキルタクソノミー(※)を種まきしていく。

·       説明
スキルデザインの詳細を説明し、スキルタクソノミーを利用してスキルを理解し、AIを活用してスキルを強化する方法を説明。

7. タレントマネジメントの重要性

·       キーポイント

o   後継計画

o   スキル評価

o   開発計画

o   キャリアナビゲーション

·       説明
タレントマネジメントの重要性を説明し、後継計画、スキル評価、開発計画、キャリアナビゲーションの役割を強調。

まとめポイント

  • タレントデザインプラットフォームは、AIを活用して個人の次のキャリアステップやスキルの向上を予測し、最適な成長機会を提供します。プラットフォームは膨大なデータセットを基にしており、スキルに加えて個人の動機や学習スタイル、好みを考慮して最適な機会を提案します。これにより、企業はより精度の高いタレントマネジメントを実現できます。

  • 現代のスキルマネジメントには3つの大きな課題があります。スキルが時に不整合であったり、更新されていなかったりすること、また、アクセスが困難なことです。これを解決するためには、動的なスキルフレームワークが重要です。データの統一、整理、更新を行うことで、組織はスキルの管理を効率化し、従業員のスキル開発を促進することができます。

  • タレントデザインはスキルデザイン、市場の洞察、ロールデザイン(役割設計)という3つの要素で構成されています。特にスキルデザインにおいては、スキルタクソノミー(※)とAIを組み合わせることで、従業員のスキルを体系的に強化し、個別のキャリア開発を支援します。また、後継計画やキャリアナビゲーションの一環として、スキル評価や開発計画を効果的に活用することがタレントマネジメントの成功の鍵となります。

※…スキルタクソノミーとは、さまざまなスキルや能力を体系的に整理・分類したものを指します。これにより、スキルの階層構造が明確になり、個々のスキルがどのように関連し合っているか、どのスキルが上位・下位に位置するのかが理解しやすくなります。企業や教育機関では、スキルタクソノミーを活用することで、従業員や学生のスキルを整理し、学習計画や人材育成のための指針を作ることができます。

HRのスキルタクソノミーとは?と思った方は

最後まで読んでいただき有難うございました。
ご参加された方は社内レポートなどの参考にして頂ければと思います。

著者:松澤 勝充

神奈川県出身1986年生まれ。青山学院大学卒業後、2009年 (株)トライアンフへ入社。2016年より、最年少執行役員として組織ソリューション本部、広報マーケティンググループ、自社採用責任者を兼務。2018年8月より休職し、Haas School of Business, UC Berkeleyがプログラム提供するBerkeley Hass Global Access ProgramにJoinし2019年5月修了。同年、MIT Online Executive Course “AI: Implications for Business Strategies”修了し、シリコンバレーのIT企業でAIプロジェクトへ従事

2019年12月(株)トライアンフへ帰任し執行役員を務め、2020年4月1日に株式会社Everyを創業。企業の人事戦略・制度コンサルティングを行う傍ら、UC Berkeleyの上級教授と共同開発したプログラムで、「日本の人事が世界に目を向けるきっかけづくり」としてグローバルスタンダードな人事を学ぶEvery HR Academyを展開している。

保有資格:
・SHRM-SCP(SHRM)
・Senior Professional in Human Resources – International (HRCI)
・Global Professional in Human Resources (HRCI)
・The Science of Happiness(UC Berkeley)、他

頂戴したサポートでHRプロフェッショナルを目指す人々が学び続ける環境・場所・情報を作りたいと考えております。少しのサポートで活動が継続できます。大変ありがたいです。