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Global HR NOW! vol.2〜人事リーダーに求められる3つの役割〜

なぜ書くか

変化し続ける社会・ビジネスの中で、ヒトも組織もHRもそのあり方が変わり続けています。このメルマガでは「Global HR NOW!」と題し、世界のHRの今をお届けします。

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【今日のニュース】不安定な時代に人事リーダーが求められること

本日は、Harvard Business Reviewグローバルの記事より「How HR Leaders Can Adapt to Uncertain Times」をご紹介。米国でベストセラーになった書籍、「creating the high performance workplace」の著者であるSue Binghamが執筆した記事の要約・翻訳をお届けします。


人事リーダーが不安な時代に適応する方法とは?

人事部門は、世界中がコロナ禍陥る前から非常に困難な仕事をしていました。2019年には、人事リーダーの 50%以上が、「ますますデジタル化が進む職場で従業員に必要なスキルを習得させる準備」に苦労していた、というデータがあります。

さらに世界がコロナ禍に突入し対策や方針転換を迫られる中で、HRリーダーたちが直面している問題は下記の通りです。


1)集合知を活用する

集合知を使うと、さまざまな部署と社員のエンゲージメントを高めることができます。なにかの問題が発生した際に、すぐルールやマニュアルで確認することではなく、その人自身と話し合い、思ったこともない問題解決を考えられることになります。

2)信頼文化を育つ
60%以上の社員は上司との信頼関係は仕事の満足度と繋がると言います。社員はしっかり働くことに仮定すると、何を期待されているかわかっている限りだが、社員はそれに応じて行動する可能性が高くなります。また、信頼の高い環境では、人々が本当の自分自身でいられ、もっとクリエイティブや生産性が高く働けます。

3)会社の価値観を根本的なものにする
会社の価値観をただ言葉だけにするではなく、しっかり行動にも実施するのは大事です。88%の社員はポジティブな職場文化は価値観と使命志向の基盤の結果だと考えています。例えば、価値観はコミュニケーションだったら、検討できる質問は下記です。

・透明性を高めるために、どのような情報を共有すればいいか?
・社員はどのような情報を必要とし、求めているか?
・社員がより関与しているように感じる情報は何?


このような変化は必要ないや、今のままでも対応できていると思うかもしれないが、実際、収益性や成長以上のことを約束する企業は、同規模の他企業よりもコロナ禍を乗り切る可能性が63%高くなります。


出典はこちら:
Harvard Business Review
How HR Leaders Can Adapt to Uncertain Times by Sue Bingham
August 04, 2020
https://hbr.org/2020/08/how-hr-leaders-can-adapt-to-uncertain-times


書いた人

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株式会社Everyは、2020年6月、代表の松澤がアメリカから帰国しスタートさせたアカデミック&サイエンティフィックベースなコンサルティングアプローチをとる人事コンサルティング会社です。私たちと一緒に日本のHR、社会を変えていきませんか?

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