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独立、起業して10ヶ月で感じたことと、新年の抱負。

株式会社TOP2を設立して、10ヶ月が経過した今。
光陰矢の如く駆け抜けた2021年に感じたことと、2022年に向けての抱負を記します。

ー 2022年に向けて ー
1. 意味のあるお金を、自信を持って使う。
2. センスは磨かれ続けるものと信じ、より多くのコトに触れ、良いモノを創造し続ける。
3. 海外も視野に入れ、自社ブランドを立ち上げる。

1. 法人としてお金を稼ぎ、使うという意味。

会社員時代は、固定給をもらったら、あとは自分のためだけに使えばよかった。休日に旅行したり、美味しいものを食べたり。たまに仕事に役立つ本を買うこともあったけど、主に私生活の充実のために費やしていた。
独立してから、法人として稼ぐ額は幸いにも増え、使えるお金も増えた。インプットのための投資は厭わないタイプなので、あればあるだけ使おうと意気込んでいた。
しかし、いざ走り始めると、こんな悩みが生まれた。このお金は、会社のため/個人のために使うべきなのか。会社のためと一口に言っても、人件費か、地代か、福利厚生か、備品か、システムか、など。
人との信頼の上に成り立つ事業だからこそ、事業計画通りに売上目標を達成できていても、無駄遣いをしてはいけないという気持ちが勝ち、消費に消極的になる時もあった。
今年の後半、ワンマンでやっていた業務を、意図的にスタッフに任せるようになった。自分で済ませた方が早いこともあるし、人件費も節約できる。ただし、それでは会社は成長しないし、期待以上のアウトプットが生み出されない。まだまだ未熟だけど、自分を信じてくれた仲間と、もっと力をつけていきたいのです。
2022年は、もう一段階飛躍していくためにも安定して稼ぎ、意味のあるお金を、自信を持って使いたいです。

2. 言語化できない「センス」に自惚れてはいけない。

センス【sense】
①物事の微妙な感じをさとる働き・能力。感覚。「―のいい服」「ユーモアの―がある」 
②思慮。分別。
出典:広辞苑

昔から、「センスがいいね」と褒めてもらえることが多く、何においてもそつなくこなすタイプだった。幼い頃から芸術や勉学、エンターテインメントに触れさせてくれた両親のおかげです。パパママありがとう。
ただ、そんな経験だけで良いものを作り続けられるわけがなくて。
そもそも、私が周りよりも圧倒的に強い「センス」ってなんだろう、と考えても答えは出てこないし、そもそも人と比べてどうかなんて、考えるだけでネガティブ思考が勝って日が暮れちゃう。
ただ1つだけ強みがあるとすれば、「センスは磨かれ続けるもの」と自分が信じられていることだと思う。
私はアーティストでも生産者でもないので、0から創造することは不可能だけれど、目的に沿って作るべきモノを言語化し、これまで自分が感受してきた物事を元にブランディングしていくことを、気づいたら生業として取り組んでいる。結果、気づいたらやっていて、何とかなっていることが最強なんだと思う。

起業した理由を綴ったnoteはこちら。

良いものに触れて、その歴史・文化を学んで、自分の中に落とし込んで、さらにそれを形にして、良いものを創る。その質をミリ単位でもブラッシュアップしていくことが私にとっての「生きる」だし、それによって誰かの役に立てることが幸せ。
2022年は、センスは磨き続けるものと信じ、より多くのコトに触れ、良いモノを創造し続けていきます。

3. しっかりと、たっぷりと、自己投資を。

会社員時代は、オンとオフの過ごし方がはっきりと異なっていたから、休日はどこかに出掛けたり、勤務後は映画や読書に没頭したり、意識しなくてもインプットの時間が確保できていた。
2021年は、仕事と遊びの切り替えが難しくなり、ビジネス会食が増えてプライベートの時間が激減したり、休もうとしても仕事が気になったり……もちろんそのおかげで獲得できた素敵なお仕事もあるので、よくやったよねと、関わってくれたスタッフの皆んなと微笑ましく喜びを分かち合いたい気持ちもあるんだけど。
本や映画だけでなく、素敵な体験を嗜む時間すらなくなってしまったとき、私らしくいられてないなって気づいて。

2021年は無我夢中に駆け抜けたけど、お仕事をセーブしてでも、2022年はインプット(勉強や遊び)を大切にして、アウトプット(お仕事)の質を高めていきたいなと思うのです。

約10年前に訪れた、イギリス・オックスフォード大学のボドリアン図書館にて。
こんな分厚い本にも触れたい。ああ、セクシー。


いきなり具体的な仕事の話になりますが、今年からドイツのクラフトビールレストラン、SCHMATZ(シュマッツ)のブランディング及びファンマーケティングに携わっています。ドイツ人の2人がキッチンカーからスタートし、今では全国に39店舗まで発展させた素晴らしい会社です。
海外由来のブランドを日本で売るために、ファンを増やすためにどう取り組むべきか。
この活動を通じて、TOP2として、日本の良さを海外へ、さらに海外から日本へと、グローバルに橋渡しができるブランディングにも挑戦していきたいという想いが確かになりました。

SCHMATZ シュマッツ のInstagramアカウントはこちら。


2021年に悔いはないどころか、心から楽しんで邁進することができました。1人では限界があることも、関わってくださった社内外の皆さまのおかげで、想像以上に幅広い経験を積むこともできました。この場を借りて御礼申し上げます。いつもありがとうございます。
2022年はさらに、海外も視野に入れ、自社ブランドを立ち上げる予定なので、楽しみにしていてください。
このお話はまた、新年に改めて、noteにてご報告します。

最後に。力んだ話ばかりしてしまったので、少しばかりおまけを。
周りと比べる人生から抜け出し、自分の進化をただ追い求めたい人にお薦めしたいのがこちらの「5年日記」。2018年年末にメルボルンの書店で購入し、常に枕元に置いています。
1ページに同じ日付のスペースが5年分あり、異年同日を自然と毎晩振り返られるので、自分自身の思考や環境の変化を意識できる最強の武器です。
何事も、思い立ったが吉日。始めるに遅いことなんてないので、2022年から日記を書いてみた人は、ぜひ感想を教えてください。

おまけ。


いつも学びや刺激を与えてくださる皆さま、何があっても生きるって楽しいと感じさせてくれる友達、どんな時も暖かく見守ってくれる家族に、心から感謝しています。

1人でできることには限界があると思い知った2021年。
よろしくね、2022年。

ー 2022年に向けて ー
1. 意味のあるお金を、自信を持って使う。
2. センスは磨かれ続けるものと信じ、より多くのコトに触れ、良いモノを創造し続ける。
3. 海外も視野に入れ、自社ブランドを立ち上げる。

この記事との出会いが、誰かにとって、少しでも何かにチャレンジしたくなるきっかけとなりますように。
皆さま、良いお年をお迎えください。

株式会社TOP2 代表取締役 鴫原 李果

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