【たくさんの先生が繋がると感度があがる】

オンラインのおかげで、日本の現役の先生方と繋がる機会があります。アンスクーリングという世界的にもちょっと珍しい考えをお伝えする機会が、オンラインでできました。

私は、学校制度の中で教えながら、同時に学校に通わなくても暮らしの全てから学ぶ実践してきました。そうした教育を経験してきたことで、自分の中でハイブリッドな環境ができ、そこから多くを学びました。一昔前であれば、アンスクーリングは潰されていた考えだと思いますが、今は違います。ぜひ話を聞きたい！という先生達がたくさんいます。

ニュース等で、教育はこれから変わるのだと言われても、現実はあまり変わっているように見えないのではないかと思います。なぜなら、多数派は足元の教育問題に日々追われています。

そんな中、おそらくこれから変わるんだろうと思っている先生方が、オンラインで繋がり始めました。これまでは、こういう集まりは地域ごとでしたから、人数もそんなに多くありませんでした。

先生を始めてから気がついたのは、先生は孤独な職業だということです。自分の授業を見てくれる同僚はいません。相談しようにも教科が違うと話が通じないという問題もあります。ですから、先生は自分のやり方が良いと信じてやっていくしかありません。

しかし、今は全国という広い範囲から、同じような疑問を持った人たちが集まり始めました。全国となれば、それなりの人数になります。

全国となれば、どこかに話せる人がいます。教育の考え方を広げる、アップデートする機会が訪れました。まだオンラインに参加する人は少数派だと思いますが、これまでゼロだったことを思えば、進んでいます。

私は先生の中では、年齢がちょうど真ん中の世代です。オンラインで繋がるのは、私よりも若い人たちが多いです。

若い人たちは、私の話を聞きたいというだけでなく、がっつり何かつくりたい！という創造欲もあります。若い世代にとっては、今のままの教育では先がないように見える、無いから作って行きたいという意欲があります。
私は、そういう先生達がいることを嬉しく思います。

学校の中と外での教育を実践した経験を通して、私が学んだことが、世の中の役に立てるのなら嬉しいです。