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メルボルン旅行記:サイクリング編

前回のポストのコーヒー編につづいて、メルボルンのサイクリング編。自転車を通したメルボルンの魅力についてまとめたい。

オーストラリアの自転車事情


ヘルメット着用義務
自転車に乗る際には、ヘルメットの着用が法律にて義務付けられている。違反者は100豪ドルの罰金となる。我々自転車乗りにとっては当たり前のことだが、街乗り用で自転車を使う人も対象である。安全を意識した法律も使用者の意識向上に繋がっているのだろう。中心地を離れても自転車レーンが、ちゃんと確保されている。

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海外自転車旅行に欠かせない3つのサービス

RCC会員特典でロードバイクをレンタル
サンフランシスコと同様、メルボルンでもRCC(Rapha Cycling Club)会員の特典を利用して、ロードバイクをレンタルした。

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事前にオンラインで予約するだけ。飛行機輪行をして自転車を持っていかなくて良いから非常に楽だ。1日3,000円くらいと有料だが、自宅から空港及び旅行先で大きいタクシーを予約しなくて良いので、コストパフォーマンスと移動の手間を考えると十分にメリットがある。クラブハウス前でパチリ。メルボルンらしい煉瓦づくりの建物で、19世紀にタイムスリップしたような感覚になる。当時オーストラリアでもカリフォルニアと同じようにゴールドラッシュが起きたのだが、メルボルンはその中心だったそうだ。

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宿泊先はAirbnbでレンタル
メルボルンでは、Airbnbを使って部屋を借りた。ホテルだと自転車をエレベーターに乗せて部屋まで行くことが禁止されているところもあるので、Airbnbのような民泊サービスを利用するのが便利だろう。外食しがちな旅行だが、スーパーで食材を買って部屋で料理を作ることが出来るのもポイントだ。ベッド and ブレックファーストにバイクレンタルを合わせて、Airbnbnbと勝手にネーミングしてみた。

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移動はタクシーアプリで
メルボルンでは自転車をレンタルしたため、使用しなかったがGrabやUberのようなタクシーアプリが、自転車を海外に持っていく場合に非常に便利だ。車種を指定出来るので、Toyota のアルファードのような6 Seaterタイプであれば、2台自転車を乗せるのも問題無い。また英語が通じないなくても行きたいところまで、行けるのも便利だ。日本も早く本格的に導入するべき。来年のオリンピックどころか今年のラグビーワールドカップで、トラブルが続出するんじゃないかな。

ダンデノン丘陵へライド


ライドの始まりはコーヒーから
コーヒーについては前編で書いたが、コーヒーを飲まないとライドは始まらない。市内から少し離れた所にあるMaker Fine Coffeeへ。夏だったが、朝は17℃と自転車で走るには、少し肌寒かった。僕らと同じようにサイクリスト達が、コーヒーを求めて集まっていた。ウェアハウスのような広々とした店内に自転車が10台以上も。奥には巨大な焙煎機とカッピングルームが。

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エチオピアのイルガチャフェ(ウォッシュド)を頂く。こちらの店も豆の解説表が、カッコいい。読みたくなるようなデザイン。

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ヒルクライムの名所ダンデノン丘陵
コーヒーを飲み、山まで走る。道中は交通量の多い道を走ったが、自転車で走るスペースが確保されているので問題なかった。山はスムースな路面で天気も良く最高。

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Yarra Trailを走り市内へ
帰りは市内までつづいているサイクリングロードYarra Trailを走る。市内からグラベルを含むサイクリングロード30Kmちょいを通って、山まで走れる環境は羨ましい。自然豊かな場所で野生のカンガルーにも遭遇した。

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Yarra Boulevardからメルボルン市内を望む
ライドの締めくくりは、Yarra Boulevardのメルボルンの街を一望出来るスポットから見える夕焼けで。オーストラリアの2月は、夏が終わりかけていて肌寒い。終わらない夏から来た僕にとって、季節の変わり目というのは懐かしさを感じて切なくなる。車で来ていた2人組が吸っていた草の匂いが、センチメンタルな気分のスパイスとなって切なさが増す。


次の日は海沿いのルートを走ったが、土曜日だったからか多くのサイクリストがトレーニングをしていた。今回はレンタカーが無く市内から自走で行けるライドだったが、それでも少し走ればヒルクライムスポットや管理されたトレイルがある。サイクリストにとっては絶好な環境だ。しかし、日差しの強さだけはマイナスポイントか。

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