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AI時代で人である私たちが活躍するためには

①AIとは?
②最近のAIの状況
③AIの弱み・強み
④これから必要な能力(人間にしかできないこと)


①AIとは?

“AI”

この言葉は、私たちの生きている暮らしの中で普遍的なものになっています。
実際に、AIは生活のあらゆるところで使用され、家事や医療、介護、働き方など様々な面で登場し、それらを豊かにしているものだと言えるでしょう。

最近では、人間の力だけでなく、AI(人工知能)・IoTに頼る生活が普通になってきています。そのため、現在の私たちの日常生活に欠かせないものになってきています。近年では、仕事や生活、日用品の中に多くのAI・人工知能が取り入れられ、私たちの生活をより便利に、物事を効率よく行うための手段、ツールとして国内外、老若男女問わず多くの人が使用しています。

また、あらゆる人種・職業に対して、より利便性を図ることができる、そしてより円滑に目的を達成するための手段となっていると言えるでしょう。例えば、日本人が外国人と話して、言語が理解できない時、『Siri』を使うこともあるでしょう。そこでは、『Siri』に向かって翻訳したい内容を話すことによって、Siriが日本語に訳してくれ、相手が何を言っているのかを教えてくれます。この言語の壁のサポートをしてくれたりするといったように今では、国際的に通用するものになり、他の様々な場面でもより便利に、簡単に誰もが使用できます。AIは私たちの生活と密接しており、あらゆる産業がこれらの技術で発展していくことでしょう。

ではそのAIとは何ぞやと思われる方もいると思います。

AIとは…

「人間の脳で行っているような思考力を必要とする知的な作業をコンピューターによって行えるようにしたものです。
人間が使う言葉を理解したり、物事を考えたり、経験から学習していくようなコンピューターのことを人工知能と言います。」


②最近のAIの状況

AIは、私たち人間の日常生活に浸透していっています。

近年ではAIは技術水準が向上しつつあるのみならず、既に様々な商品・サービスに組み込まれて利活用が始まっています。

身近なところでは、インターネットの検索エンジンやスマートフォンの音声応答アプリケーションである米 Apple の「Siri」、Google の音声検索や音声入力 機能、各社の掃除ロボットなどが例として挙げられる。また、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」のように、人工知能(AI)を搭載した人型ロボットも実用化されている。

こういったように、私たち人間にとって身近に在りつつある中で、AIに対するイメージにはどのようなものがあるのでしょうか。

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このグラフから分かるように、AIには人間の認知・判断などの機能を人間の脳の仕組みとは異なる仕組みで実現する技術を持っているイメージや、人間と同等もしくはそれ以上の知能や能力を実現する技術を要するといったようなイメージがあることが分かります。

このようにAIはこれからの私たちの生活をより良いものにしていく、とても便利で、今後の経済の発展に貢献すると多くの期待が寄せられています。しかしAIにはポジティブな面だけでなく、マイナスの面はないのでしょうか。

③AIの弱み・強み

AIに仕事を奪われていることが近年の問題になりつつありますが、そもそもAIとは人間がより効率化を図った末の技術の賜物であると言うのは皮肉なものであると思います。

最近、AI(人工知能)が多くの仕事を奪い、人間の仕事がなくなっていくっと言ったような人類の脅威となるなど不安を煽るようなニュースをよく耳します。 

また、AIという言葉を表面上だけ聞くと、AIは完璧で欠点のないように思えます。

しかしAIにもできないこと、苦手とすることがあります。
そして、私たち人間にしかできないことがあるということです。
ではまずAIが苦手とすること、できないことはなんでしょうか?

大きく7つのポイントに分けることができます。

・データが少ない問題に取り組むこと
・学習したこと以外を実行すること
・言葉の意味、概念を理解して解釈すること
・倫理的な(常識的な)判断をすること
・自ら問いを立てること
・人間にとって役に立つか、役に立たないかを判断する能力は、AIにはない
・人の心に寄り添って、潜在的な価値観を考えた上での判断

一方で、AIのポジティブな面は何でしょうか。

・これまで人間が行なっていた事務的なルーティン作業をAIに任せることにより、業務の生産性をあげることができる

・事務的な仕事をAIに任せることにより、他の作業に集中して取り組むことができる、といったような仕事全体の効率性が高まる

・今まで人間が行っていた作業をシステムによって自動化することで、機械と人間の分業が実現し、新しい事業を手掛ける余裕が生まれる可能性もあるでしょう。
→業務・仕事の生産性を高めることができるといった利点もあげられます。

・細かい仕事の正確性が高まる

例えば、私たち人間が細かい作業や複雑な業務をする際、どんなに注意をしていてもミスをしてしまうこともあるでしょう。しかし人工知能が対応したAIの場合は、ほぼ100%の正確さを持ち合わせているためエラーがなくなります。
他には、「記憶すること」や「データをロジカルに分析すること」、「単純なルーティンワークをやり続けること」など、AIが人間よりも長けているところもあります。

④これから必要な能力(人間にしかできないこと)

そういった素晴らしいAIの発展の中で、私たち人間が活躍していくためにはどのような能力や力を身につけることが必要になるでしょうか。

AIの中で活躍する人材を考えたときに、一部の独創的なクリエイターや、人間関係に長けた非常に優秀な人だけが生き残って、あとはAIに取って代わられてしまうというようなイメージがありますが、決してそういうわけではないと思います。

では何が重要なのかと言うと、これからは新しいことを発想したり、考えたりするような頭を使う作業や、人間らしい心のひだに触れるコミュニケーション、理屈では割り切れないことへの対応など、人間にしか果たせない仕事が残っていくと思います。

例えば仕事の中でちょっとした工夫をその場の状況に応じてすることがあると思います。効率良く仕事を進めるために、先にこの作業を片付けておこうと自分で段取り、スケジュールを考えてみたり、自分のタスクを管理する時に分かりやすく色分けをしてみたり、そうした少しの工夫を凝らすことは、AIにはない人間ならではのクリエイティブな能力だと言えます。

また、対人の場面では相手の気持ちを察知し、潜在的な気持ちを追求することはAIではなく、人間だからこそできることだと思います。人が人と信頼関係を築くには、相手に共感することが必要になり、相手と感情的に繋がることで相手と協調し、協力し合うことができます。

人間には、相手の気持ちや感覚を感じ取り、行動を予測したり、人に寄り添って相手の気持ちを理解する中で、より適当な判断をすることができると言ったようにAIにはできなくて、人間だからできることは沢山あると思います。

その能力は、人それぞれ異なっている中で、一人ひとりがAIにはない、自分の武器を探すこと、そして、その武器をどのように使っていくかがこれから大事になってくることだと考えられます。

このようにこれからのAI時代の中で、人間は各々が活躍するためにはどのような自分の武器を持つ必要があるのか考えることが必要になってきます。

さらにその武器をどう磨いていくのか、身につけていくのか、
それらが今後のAI時代の中で輝ける1つの鍵になると思います。

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