『本を書くために芸人になった』という、やわらかな棘が抜けない
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『本を書くために芸人になった』という、やわらかな棘が抜けない

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拝啓 

『むき出し』上梓にあたり、文藝春秋 2022年 2月号に寄稿された随筆『本を書くために芸人になった』を拝読しました。粗削りな言葉たちが胸に刺さり、今もなお抜けない棘のようです。

改めて『むき出し』を読み返したくなる、素敵な文章でした。


ただ、この言葉だけが、
違和感とともに私の中でちゅうぶらりんになったまま。

「きっともうそこにはいけない」



その世界のことは全くと言っていいほどわかりません。否、どの世界のこともちっともわかっていないと思います。しかしながら、本と出会ったことで10年前とは全く別人のような人生を生きているあなただからこそ、10年後にはまた全く別人のような未来を生きていてもおかしくないと思ったりします。私自身がこう感じているということだけは、ハッキリとわかります。

変化と変容のその先にどんな未来があるかなんてわからない、たとえ今この瞬間が思い描いていた未来でなかったとしても。心の底から変わろうと思ったとき、人生は変えられる。…これはまさにあなたの生き様であり、『むき出し』を通して教えてくれたことだからです。

そう、だから、どうしても私にはそうは思えないのです。



ところで、文藝春秋という雑誌を自ら購入したのは、記憶の限り生まれて初めてのことです。寄稿された文章、綴られた言葉を読むためだけに購入しました。購入後ずいぶんと時間がたってからこの雑誌にあなたの写真が一枚もないことに気が付きました。そのくらい、ビジュアルの有無は手に取るか否かを決めるにはとるにたらないことです。世はあなたのことを”イケメン” と呼びますが、あなたの言葉こそが何よりも私を惹きつけてやまない魅力です。少なくとも、私にとってはそうです。


「もう」ってどうして?「そこ」ってどこ?自分でじぶんを線引きしているみたいでこの言葉だけが飲み込めない。「きっと」って、ほらまだほんとは希望に似た何かをそのてのひらに隠しもっているのに!


まだまだ寒い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。
日々、健康と無事故を祈ってます。


敬具


親愛なる 兼近大樹 様




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