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Zoom でのオンライン講義を行って気づいたこと

1. はじめに

今週、APUではオンライン講義におけるガイダンスを学生にすることになった。一方、緊急事態宣言が全国に出された結果、本格的な講義はゴールデンウイーク明けとなってしまった。

スケジュールの組み直しとそれに伴う会議が増えてしまうことになったが致し方がない。

以下では、ガイダンスを終えて気づいたことをメモとしてまとめておく。

2. オンライン講義で気づいたこと

a) できれば画面は二つあったほうが良い

今回、surface からガイダンスを発信したのだけど、画面を共有するとチャットが隠れてしまったり、学生の画面が確認できなってしまった。

なので、外付けのモニターを用意して一つの画面で画像共有、もう一つの画面でチャットや学生の様子を確認する、といった体制を作ったほうが望ましい。

b) Breakout room の人数

Breakout room での作業は200人名までしかできない。そして、それ以上のクラスの場合、ミーティングルームを複数作って学生を誘導する必要がある。

例えば、300名のクラスの場合、一つのクラスで説明した後、半分の学生に別のミーティングに移ってもらい、そこで Breakout room を作成する、といった手間が必要になる。

これは結構面倒だったし、学生が混乱してしまう可能性もある。

関東の1000人規模の講義においてこうした機能を使おうとする場合、かなりコントロールが難しいといわざるを得ない。TAを十分に確保し、サポートしてもらう必要がある。

c) 接続状態に関して

国内にいる学生に関しては、インターネットの接続は良かったようである。画像も音声もちゃんと届いていたようだ。

一方、海外の学生は場所にもよるのだろうが、ビデオの接続ができず、音声だけ、という子がいた。よって、こうした子たちのフォローは必須と言える。

ちなみに、通信状況の確認は別途オンラインアンケートを使って実施したが、zoom の投票機能を使って聞いても良いだろう。

d) TAを共同ホストにする

TAはいたほうが良い。共同ホストに指定し、例えばミュートしていない学生を強制的にミュートしたり、Breakout room のときに見て回ってもらう、チャットを拾ってもらうなど、かなり良いサポートをしてくれる。

もちろん、事前にzoomの機能についてある程度理解しておいてもらう必要があるが、それができていればこれほど心強いものはない。

3. おわりに

今後、実際の講義に入ると様々な問題が出てくると思う。とりわけ心配なのが学生の集中力である。学生によってはいくつものオンライン授業を1日に受けなければならないため、目への負担が通常の講義よりも重たくなるだろう。まして、外出できず気分転換できないとなると、かなり精神的に疲労してしまうのではと心配している。

このあたりは講義が本格的に始動してから確認したい。

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