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なんでもない日の贅沢

なんでもない日の贅沢は、心の余裕に繋がる。
島には4〜5軒のごはん屋さんがあるが、島価格のお店が多いためファミレス感覚で行くのは気が引ける。(と言いつつ、ひとりで行くことはないのでほとんどが払ってもらうことが多いのだが)
わたしはなんでもない土曜日で、いつもと変わらぬ土曜日で、けれど残業続きだった彼の帰りが早かったので外で食べることにした。彼が先に帰っている日の外食率は高いし、一気にご飯を作る気というのがなくなる。

ここには島のお父さんたちにも連れてきてもらったし、彼と付き合う前のご飯にもよく足を運んだ。おそらく70代のマスターの人柄がざっとしていて好きだし、ふぉっふぉっふぉと笑うところや、作り終えてからハチマキを巻き出すところも微笑ましい。一緒にカウンターでテレビを見て笑うのも楽しい。スーパーで会うと一言二言交わしたりもする。

お刺身が食べたくてカツオを頼んだらカチコチでマスターらしいと思っていたら、メインの天丼を食べる頃には解凍されつつあったのでよかった。美味しかった。

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