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Airbnbから学ぶ、観光の可能性


今回noteを担当させていただくのは12/10の授業を担当する熊坂です。

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熊坂薫
立教大学観光学部交流文化学科3年。2年時に1年間休学し、ビジネスを専攻するため、シンガポール国立大学へ留学。最近は地元の観光協会やスタートアップで活動中。趣味は映画を見ること。

さて、私が担当させて頂く12/10の授業ですが、ワクワクする体験を日本だけでなく、世界にも提供する皆さんにも馴染みのある企業です。


ご登壇頂くのは、Airbnb Japan代表取締役、田邉泰之さんです。

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田邉泰之(たなべ・やすゆき)
1994年に米国の大学を卒業後、一般消費財、メディア、ソフトウエアなどのコンシューマー向けマーケティング業務を経験後、Huluの日本ビジネス立ち上げに携わる。2013年にAirbnbのシンガポール法人に入社し、日本法人設立に参加。2014年5月のAirbnb Japan設立と同時に代表取締役に就任。大阪府出身。
【ご経歴】
1994年 リーハイ大学卒業(ペンシルバニア州)
1994年 ミズノ株式会社
1997年  日本コカ・コーラ株式会社
2000年 ワーナー・ランバード株式会社
2001年  MTV Japan
2002年 ジョージタウン大学院経営学修士(MBA)取得
2004年 マイクロソフトジャパン株式会社
2011年  Hulu Japan
2013年  Airbnb シンガポール
2014年  Airbnb Japan株式会社設立 代表取締役就任

そんなAirbnbについて、サクッと会社の説明と今回ご登壇頂いた理由を皆さんに共有させて頂きます!


1. Airbnbとは?

世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームのAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:Airbnb、日本語名:エアビーアンドビー)は、世界220以上の国と地域で展開し、10万以上の都市で利用されています。

宿泊先の中には、インドの王宮やカリフォルニアの砂漠などのユニークな体験もあり、Airbnbでしか味わない体験が盛り沢山です。

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(インドの王宮)

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(カルフォルニアの砂漠)

民泊事業はみなさんも最近よく耳にすると思います。日本では空き家問題や地方になかなか観光客が滞在してくれないという課題がありますが、「民泊事業」はそんな課題を解決する重要な事業だと考えられています。


2. ご登壇いただいた背景

観光とITを駆使した世界的企業

観光産業の中で、世界的に展開している企業ってどんな企業が思い浮かびますか?外資系ホテルなどはあっても、意外とあまり出てこないですよね。

観光産業というとホテルなどハコモノが多いですし、なかなか地域の垣根をこえて、世界に展開することは難しいイメージがあります。

そうした中で、Airbnbはゲストとホストをマッチングさせるというサービス形態で、世界220の国と地域でサービスを展開しています。

ホストとしては、空きスペースを登録するだけなので、普段働くビジネスパーソンの副業など気軽に利用することができます。ゲストはアプリを開き、好きな宿や体験を選ぶだけといったシンプルで使いやすいサービスです。

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(ワクワクするAirbnbのサイト)

なかなかこういった形で国を超えて、シームレスにサービスを展開する企業は少ないと思いますし、それだけ旅行や体験を求める人が多いという観光という産業の大きさを改めて実感します。

グローバルという市場で、観光で勝負をするAirbnbの取り組みは観光を専攻する私たちのとっての一つのロールモデルになりますし、観光産業の可能性について考える時間になると思います。

地域、住民との連携


多くの国でサービスを展開するAirbnbですが、サービスを展開する上で、その地域や住民との対話が重要になっていきます。一般の自宅やコテージなどを利用する民泊は、日本の地域社会と調和が求めらる中で、多くのホストがAirbnbを利用しております。

そうしたサービスの普及のために、自治体との対話といったパブリックリレーションズが重要になっていきます。Airbnbが日本に進出し、サービスを普及させるために、地域と連携を取りながらサービスを展開していくプロセスは、地方創生に取り組む学生などにとって大きな学びになると思います。

個人的に好きな話


Airbnbは開いていた部屋をルームメイトに貸したことが始まりです。友達同士の内輪で始めたビジネスが今や世界各地で利用されています。

現在では多くの国で利用されているAirbnbですが、事業を進める上でたくさんの苦労があり、その中で好きなエピソードがあります。運用資金を集めるためにシリアルを売った話です。大統領選の時期に候補者をパッケージにしたデザインのシリアルを販売し、エンジェル投資家が投資してくれるくらいのお金を集めてしまったという話があります。

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(販売したシリアル)

人に部屋を貸すというあまり受け入れられにくい文化を浸透させていくための泥臭い作業や遊び心のあるアイデアを実施していくこともAirbnbの魅力だと思います。

授業を通じて、何かアクションを起こそうかなと思ったり、観光の可能性に触れたり、単純に面白いなと感じたり、受講生1人1人にとって、有意義な100分間にしてもらえると嬉しいです。


3. スケジュール

第10回:2021年12月10日(金)15:20~17:00
Airbnb Japan 田邉泰之様

【授業内容】
・Airbnbについて
・日本での立ち上げについて
※Zoomでのオンライン開催
※随時受講生からの質問は募集しますので、積極的な参加お願いします。

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