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【短歌一首】 膨らみし積乱雲は臨界に爆ぜて浜辺を雨音走る

膨らみし
積乱雲は
臨界に
爆ぜて浜辺を
雨音走る

沖の上空に巨大な積乱雲が発達している。
今年見た入道雲の中でも最大級。天空の城ラピュタに出てくる、龍の巣を彷彿とさせる。

巨大な積乱雲

大きく発達した積乱雲はかなり重くなってきているようだ。すでに下の方が濃い灰色となっている。

海と雲との距離が近づく

そうこうするうちに、積乱雲の下の方がだんだん海につながったように見えてくる。もう沖の方では雨が降り始めたのだろう。

雨が浜辺の方へ

雨が沖から浜辺の方へ向かってきている。 先ほどまで海の上を滑っていたウインドサーファーたちも、強い雨風を警戒したのかいったん引き上げたようだ。

雨が抜けた後の浜

沖の方から来た雨は叩きつけるような雨音とともに一気に砂浜を走り抜けていった。夕立というよりも、通り雨に近い。しばらくするとまたウィンドサーファーたちの姿が海の上に見える。

夕方の浜

今年は9月の中旬になっても海の温度が高いので、それが太陽に照らされて蒸発し、上昇気流となって毎日巨大な積乱雲を生み出している。秋の雲の出番はいつ頃だろう。

猫間英介



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