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〝わたし〟とヨーガの軌跡 4️⃣

僕がもうあまり思い出すことがない期間の話。

と言っても意図的に思い出さない訳ではなくて、ある時から次の人生を生きているような感覚なのでこの時のことは大袈裟に言えば前世の記憶のような感じなのです。

あまりにたくさんの人に囲まれていた時のこと。


ヨーガの練習に人生が食べられ始めた15年前から以前にも書きましたが僕は極端な性格のせいかメキメキと変化をしていきます。スポンジに水を吸わせたようだとはこのことでどんどん練習が形になっていきます。

誰よりも硬かった身体は1年も経つと柔らかい人くらいにはなっていました。

環境が僕に虚像の責任感を与え僕は”早くもっと良くならなければ!!”と呪われていくんです。

ただ、この呪いが僕を創りあげてくれたおかげで僕は早く葛藤と出会えることになるわけですから今となればとても感謝をしています。


1️⃣の終わりで書いた僕がヨガを学び出したヨガ指導者養成コース。6ヶ月くらいのコースだったと思うのですが、ちょうど1ヶ月を終えたあたりの僕は講師の先生に呼ばれます。そして「このコースが終了したら私のサポートについてくれないか?」と言われます。僕と一緒に受けている29人の女性たちは僕より身体は柔らかくヨガに対する経験を持っているように感じていたので驚きましたが当時の僕の頭はとにかくポジティブに捉えるのが得意ないわゆる”脳らしい力”に長けていましたから、『頑張ります』と明るく答えました。ただ、”ということは試験に落ちるわけにいかないし誰が見てもトップで合格しなければいけないのか、、”となっていくんです。

毎日がヨガに塗りつぶされていく生活が加速しました。仕事は大手のフィットネスクラブでもう駆け出しインストラクターをしていましたので忙しかったですが外側の環境は整っていました。

僕のヨーガの最大の興味である〝我を手放す〟とは全く逆の方向に日々進み続け身体を鍛錬し続けることで形こそ柔らかくなっていってるように見えましたが、我は硬く強大になっていったように思います。

ただ僕だけでなく人間はこうした外からの期待という名の”引っ張り”に引っ張られると視野がどんどん狭くなっていくものです。

それでも日々は過ぎていき無事に合格します。

そして、業界最大手の一つであるこの会社とインストラクター契約をするだけでなく特殊な契約を結ぶことになります。

生徒が急に先生に変わることに。そしてたくさんのインストラクターの前に立たなくてはいけなくなるんです。

前代未聞のエリートコース??


僕はもう虚像の僕になっていました。


苦しみの中にすでにどっぷりと浸かっているのですがこの時の僕はまだ気づいていません。


ヨーガとは自ずから自分を知ることになる行法です。

そしてその先に進んでいくんです。


苦しみに気づいていく話はまだまだこれから長く続きますが今日はこれで終わります。


ではでは。またまた。



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