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欲しいモノ「Clarks (クラークス)」

モノが好きです。
特に、作り手の想いが垣間見れるような、そんなモノが大好きです。

そういったモノは、時間も手間もかかっているため、高価で簡単には手が出ません。とどまることのない、わたしの物欲を少しでも昇華するために、またその商品の良さを認識するためにも、ちょこちょこまとめていきたいと思います。(あまりにも個人的な内容ですので、興味ない方にはゴメンなさい)

まずは、今一番気になっている靴ブランド「Clarks (クラークス)」について探っていきたいと思います。

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わたしと「クラークス」が初めて出会ったのは、新宿高島屋。
その当時働いていたメーカーの催事の際に、店頭に立った時でした。自分より少し年上の人のための“落ち着いたクラシックなブランド”といった印象だったと思います。

「クラークス」は、90年代に一大ブームを巻き起こします。昨今の90年代スタイルの復権にともない、またぞろ注目を浴びているのだそうです。
▶︎4大セレクトがこぞって別注! クラークスが再注目されているワケ

「クラークス」について何も知識がないので、まずはブランドの歴史について調べていきたいと思います。

■Clarks について

1825年にサイラスとジェームス(クラーク兄弟)が、イングランド南西部の小さな町で設立。当初は、毛付きシープスキンでスリッパを作っていたようです。200年近い歴史を経て、カジュアルシューズやコンフォートシューズの原点とされる世界的ブランドに成長していきます。

今もなお、クラークスのシューズは全てシデの木材から手作業(!)で削り出した木型から作られているそうです。常に履きやすさと快適さを追求し続けてきたカジュアルシューズの先駆者的な位置にある老舗ブランド。


調べていくと「Clarks ORIGINALS(クラークス オリジナルズ)」という新たな言葉(?ブランド?)が出てきます。

■Clarks ORIGINALSって何?

デザートブーツ(1950年生まれ)*をはじめとする創業者の想いを受け継ぐ個性派の靴を扱うサブブランドのこと。クラークス独自のオリジナリティある商品にこだわり、ブランドのバックボーンとも言える靴を作り続けている。

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*デザートブーツ
デザートとは砂漠の意味。イギリス陸軍が砂漠地帯を進むときに履いていたブーツから、この名前がつけられた。
つま先に丸みがあり、丈はくるぶしほど。2~3対のシューホールが設けられてラバーソールが搭載されている。アッパーとソールの固定をステッチダウンで縫い付けることで、砂が入らないようになっている。

クラークス オリジナルズの靴はどれも、そのユニークなデザインから発売時には「奇妙な靴!」と失笑をかったそうです。そんな中でも、「履き心地の良い靴をつくりたい」と真摯にモノづくりに向き合ってきた姿勢には、とても共感します。


Clarks × BEAMS BOY「別注 Wallabee Boot GTX」

そして、今回わたしがクラークスというブランドに注目したきっかけは、この靴。

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BEAMS BOYとClarks ORIGINALSの別注商品です。

これは「Wallabee Boot(ワラビー)」と言われる種類の靴で、クラークスのアイコン的な一足と言われています。
1966年に発売され、これまでに1200万足以上が生産。靴専門誌の「20世紀のNo.1 シューズ」にも選出されるなど、まさに歴史が認めた名品です。

この靴の名前は、ワラビー(フクロネズミ目/有袋類 カンガルー科に属する動物)から命名されました。 子供をお腹の袋に入れて大事に育てるように足を優しく包み込むような一足で、まさに気持ちのいいシューズだそうです。


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そして、この別注シューズの優れた点は、GORE-TEXを搭載しているところ。革製品の大敵である雨ジミや汚れも気にならない上に、透湿・防水性に優れており、一年中着用できる快適な仕様となっているのです!

■終わりに

クラークスを調べていくうちにブランドの魅力やその良さを再認識。モノ作りに対しての向きあい方、長い歴史の中で培った経験や技術、履き心地のいいデザインと機能性を追求する姿勢にすっかり魅了されてしまいました。
さらに、クラークスというブランドが靴づくりの枠を超え、地球や地球に住む人のためにできる支援を考え、取り組んでいることを知りました。(サステナビリティ - クラークスの使命

今年の夏もとても暑く“地球のためにできること”は、ここ数年わたしの気になるトピックの一つです。欲しいモノはなかなか妥協することはできませんが、その中でもできるだけ環境負荷が低い方を選べるようにしたいと思っています。

昇華させるどころか、クラークスというブランドのファンになってしまいました。「別注だから、今しか買えないし...」と言い訳しつつ、早速購入したいと思います。
「20世紀のNo.1 シューズ」と言われる履き心地はどれほど素晴らしいのかなど、またお伝えできればと思います。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。よければ、またお待ちしています。