池袋論

池袋といえば、日本有数の歓楽街である。

しかし、如何せん暗いイメージがつきまとう。

1999年には通り魔事件があったし、昨年の交通事故も記憶に新しい。

事故を起こした人物への「上級国民扱い」が批判されたが、あのような覇気のない人でも技術官僚として出世できたというのが不思議な気がする。

あと、座間の殺人犯がスカウトマン時代に住んでいたのも池袋だそうだ。

こうした暗いイメージを払拭するには、ポジティヴなことにも注目するしかない。

 

池袋は、戦時期には多くの芸術家が住み、「池袋モンパルナス」と呼ばれる一画を形成していた。

残念ながら、終戦期に彼らは離散してしまったが、1990年に東京芸術劇場がオープンした。

東口のほうには、「あうるすぽっと」がある。

また、立教大学はカトリック系なので、それなりの異国情緒を味わえる。

池袋ーー、魅力的な街である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?