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「ソマリと森の神様」プレミアム先行上映会 レポート

2019年11月17日(日)、2020年1月放送予定のTVアニメ「ソマリと森の神様」プレミアム先行上映会に、昼夜の部とも参加してきました。

イベントは、
・1&2話の先行上映
・キャスト&スタッフ(水瀬いのりさん、小野大輔さん、七海ひろきさん、小野友樹さん、安田賢司監督、音楽の吉俣良さん、司会の天真みちるさん)登壇のトークコーナー
・新情報の発表
・抽選会
・キャストさん方が客席に降りていらして記念撮影

……といった内容でした。

それぞれで印象に残ったところを、少しずつ書いてみようと思います。


【1&2話先行上映】
異形たちに支配され、人間が絶滅の危機に瀕する世界。そんな世界で、森の番人ゴーレムのおとうさんと、人間の子供ソマリという、ちょっと変わった組み合わせの不思議な親子が、ソマリの本当の両親を探して旅をする様子が描かれているのが、このお話です。

私は、墓石ヤコ先生の原作を読んでいないので、結末がどうなるのかは知らないのですが、ゴーレムおとうさんにはどうやら、残された時間に限りがあるようで……。2話まで観ただけでも、この2人の別れを思うと切なくて涙が止まりませんでした。

「ゴーレムには感情はない」とのことですが、ソマリを見守っていく中で、少しずつ親心のようなものが芽生えていくゴーレムおとうさん。そのおとうさんの声を演じている小野大輔さんの声が、無機質なはずなのに本当に温かくて、心地よかったです。

そして、水瀬いのりさん演じる喜怒哀楽豊かなソマリの声が、おとうさんとは対照的で、この親子の不思議さというか、異質さを表現しているような気がしました。

また、2話で登場する子鬼のシズノがとっても可愛らしい!演じていらっしゃるのは、宝塚歌劇団を2018年11月に退団された七海ひろきさん。中性的で、子供でも大人でもない感じを絶妙に演じてらして、すぐに七海ひろきさんの演じるシズノの虜になってしまいました。

そして、何と言っても絵と音楽が綺麗!劇場の大きなスクリーンで観て惚れ惚れと見入ってしまう色鮮やかな背景、街や森の雰囲気を表現した劇伴や効果音……。1クールのTVアニメのためだけに作られたとは思えないほどに豪華でした。


【キャストトーク】
※昼夜ごっちゃです
※印象に残ったところを掻い摘んで、ニュアンスで書いています

(役作りのお話)
・小野大輔さん
「ゴーレムは熱量を込めちゃいけないんだと」

「家で台本読んでる時に、こいつはどういう声なんだろう?って考えても分からなかった。でも、現場に来ていのりちゃんの声を聞いて出来た。ソマリがああいう感じ(喜怒哀楽はっきりとしている)だから、こっちは出来るだけ削いで、研ぎ澄ませて」

小野大輔「だからアドリブとかないですもん!息アドリブ、例えば『(振り向きざまの)……はっ!』とか、全部消されてましたもん」
安田監督「ゴーレムは(台詞の無い)間も演技になる」
小野大輔「そう、だからゴーレムでたっぷり間を取った分、ソマリが巻いて±0っていう……。(水瀬さんにゴーレム声で)苦労をかけたね」
水瀬「(ソマリ声で)とんでもないよ!」

嗚呼美しき親子愛……!


・七海ひろきさん
「子鬼だから、見た目は子供、頭脳は大人!って感じで(どこかで聞いたことある)」
「中性的に、あと可愛らしい見た目なので『にゅふふ(低~い声)』って感じではないだろうなと思って、ああいう感じにしました」


(アフレコ中のお話)
小野大輔「おとうさんはずっとソマリを見守ってるんですね、アフレコ中もそうだったんですけど……ずっとかわいいです」

娘にデレデレのおとうさん(の中の人)。


水瀬「七海さんは台本を見ずに演じていて、覚えてらっしゃってすごかった」
七海「見なきゃいけないとこが多くて(画面に台本に)……覚えなきゃ無理じゃないか!?って(台詞を覚えた)」

さすが舞台人……!


小野大輔「(水瀬さんは)いつも何か食べてたね、『ソマリまた食べてるのかい?』って」
水瀬「スタジオにウォーターサーバーとかお洒落なものがあるのをいいことに、『しめしめお湯が貰える!』と、味噌汁作ったりとか……」
小野大輔「『ソマリ難易度高い物食べてるね!?』って」
水瀬「ひじきとか……」
小野大輔「ソマリ家で食う物食べてる!」
水瀬「OLさんとかがランチプレート!って食べてる物を食べてました」「朝の収録だったから馬力が出なくて」

ソマリは元気いっぱいだから、演じてたらお腹空いちゃいますよね。


【ED曲「ココロソマリ」について】
この曲は水瀬いのりさんが歌唱と作詞を担当しておられます。

水瀬「ラブストーリーっぽくならないようにしなきゃって書いたんですけど、持って行ったら『最後がラブストーリーに聞こえる』って言われて……。『そっちがそう聴いてんじゃないの!?ちゃんとお父さんとお母さん思い浮かべて聴いた!?』って(ぷんすこ)」

「親子の歌詞になるように」「客観的に俯瞰から見て」「『大小の影』ってすれば親子って伝わるかなって」等……。作詞に関して色々とお話しされているのを聞いて、水瀬さんってとても頭の良い方なのだなと思いました。


【劇伴についてのお話】
音楽を担当された吉俣良さんは、大河ドラマ「篤姫」(2008)、「江~姫たちの戦国~」(2011)等を手掛けておられ、主に実写ドラマの劇伴を担当されることが多かったとのこと。アニメの劇伴は今回で3作目。そこで、ドラマの劇伴とアニメの劇伴との違いを話しておられたのですが、それがとても興味深かったです。

吉俣「ドラマの劇伴のオーダーはふわっとしているが、アニメはとても事細かにオーダーが来る。実写だと役者がどう演じるか、その時にならないと分からない。例えばラブシーンだったのに、ちょっと面白くなっちゃってるじゃん!?ってこともある。そしたら静かな曲は合わない」

「アニメだと、明確にどういうシーンにするっていうビジョンがある。だから細かいオーダーがくる」

「あと、終わりにすごくこだわっている。ここはフェードアウトする、とか」


音楽の収録風景も紹介されていました。スタジオにオーケストラ(この時は弦楽器隊の方たち)の皆さんがいるお写真が紹介されていたのですが……。

吉俣「この人たち、天皇陛下の前で演奏した人たちです。嵐の後ろでやってた人たち」

「映画でもTVドラマでも収録(方法や機材)は同じです。映画館で聴くといい音に聴こえます」


吉俣「(「ソマリと森の神様」では)音楽をとても長くかけてもらってて、音楽家冥利につきます」
小野大輔「(2話の某シーン)も音楽だけでしたもんね。『ここ台詞ないけど、どうするんだろう?アドリブ入れるのかな?』って思ってたら、『いりませんっ!(強め)』って言われて(笑)『(水瀬さんと)えー』って言ってたんですけど、今日観て納得しました」

入場時にもらえるお土産の中に、コミックの1話の試し読み冊子が入っていました。拝読すると、見開き1ページまるまる風景で台詞の無いところがあって、その「間」というか「空間」を、アニメでは音楽だけの台詞の無いシーンで表現されていたのかなぁと思いました。


【OP曲、森山直太郎さん「ありがとうはこっちの言葉」について】
当日は会場に来られなかった森山直太郎さんから、メッセージ動画が届いていました(公式Twitterにもアップされています)。

森山「森山直太郎です、音楽を生業としています」
小野大輔「知ってます(ボソッ)」


意外にも森山さんがアニメの主題歌を担当されるのは初めてとのこと。なぜ森山さんにオファーしたのか、安田監督に質問が飛ぶと……。

安田監督「元気な明るい感じではないかなと思って、」
小野大輔「『ソマリとぉ~森の神様っっっ!!!』って感じだったらガッカリしますよね」
水瀬「それはそれでエイプリルフールとかで聴いてみたい(笑)」
安田監督「今絵コンテが浮かびました」
小野大輔「何絵コンテ切ってんですか!!!(笑)」

というやりとりで、会場は爆笑でした(笑)


【記念撮影】
キャストの皆さんが客席の1列目に座って、観客と記念写真を撮ることに(公式Twitterには昼の部の2枚がアップされていました)。

入場時に配られたお土産の中に入っている、ゴーレムおとうさんのお面を、キャストさん方もお客さんも全員着けての撮影は、客席側に居ても異様な光景でした(笑)

この時、運のいいことにかなり近くのお席だったのですが、七海ひろきさんが真後ろの方に目を合わせて会釈してらっしゃるのを見て、キュゥゥゥンとなりました。

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昼夜の両部で2回、1&2話を拝見したわけですが、とにかくスタッフさん演者さんたちの「いい作品にしたい」という熱量がひしひしと伝わってきて、この後のお話もとても楽しみになりました(おとうさんとのお別れは嫌だけど……)。途中でも言ったように、TVアニメだけでは勿体ないほどのクオリティのこの作品。TVでの放送が終わった後でも、改めて劇場版にしたりしないかなぁ……と、淡い期待を抱いてみたり……。

とにかく、1月からおとうさんとソマリの旅の行方を、心して見守っていきたいです。

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