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意識のしくみと現実

意識の構造

スイスの精神科医であり、心理学者のC.G.ユングの提唱した「集合的無意識」という概念があります。

個人的無意識のさらに奥深くに、民族や国家、人種を超えた全人類に共通して存在する「集合的無意識」がある、という説です。すべての人類、生物の意識は、無意識の奥深くで全人類に共通する無意識と繋がっている。しかもそれは古代の過去から未来まで、すべての人類に共通する普遍的な意識であると考えました。


例えば、神話や宗教、芸術には、時代や地域を超えた共通のテーマ、イメージがよく確認されています。太陽を崇めたり、海を神格化したりすることなどが世界中で行われています。また、ふっくらした女性の土偶も世界各地にみられますが、これも、人々の心の中に存在している母親のイメージ像と言われています。また、江戸時代にスカイツリーやドクロの浮世絵を描いた歌川国芳は、集合的無意識にアクセスしていたと思われます。

「そんなものが本当に存在するの?」と疑問に思うかもしれませんが、猫が教わってもいないのに用を足したら砂をかける行動をとったり、大勢の鳥が同時に一斉に空に飛び立ったり、「虫の知らせ」や「以心伝心」などと表現されて、集合的無意識の存在は日常生活の色々な場面に見出すことができます。
集合的無意識にも階層があり、親子、家族、チーム仲間、組織、国、地球というように、どんどん大きな意識レベルになります。

意識の構造

無限の宇宙意識>集合的無意識>個人の無意識>顕在意識
D   >   C  >  B  >  A

・D=無限・自由・愛
・C=地球で起こること
・A+B=個人が実現する人生
・魂は、D⇒Aに繋ぐエネルギーであり、個人を生かし調和へ導くエネルギー

また、「シンクロニシティ(共時性)」の概念を初めて提唱したのも、C.G.ユングです。

シンクロニシティは、意味のある不思議な偶然の現象のことで、潜在意識からのメッセージです。

潜在意識にあるものが、そのままありのまま現実になっていることが腑に落ちると、不思議な偶然がよく起こるようになります。

不思議な偶然がよく起こるということは、意識の不要な思い込みがクリアになってきている証です。

この意識の構造は、私たちのセルフイメージの次元もあらわしています。

私たちは今、大きな大きな流れの中で、地球全体が、セルフイメージの元となる意識を、常に何か欠けていると感じ不安でいっぱいの「分離意識」から、すべてが調和していて不足はなく完全でありいつも満たされている「統合意識」へ転換していくことを、急ピッチで求められています。

一人一人が、誰しも一つの宇宙意識と繋がっていて無限の可能性を秘めた自由な魂、愛であることに気づき、いつも自覚して過ごす日が来たらどんなに素晴らしいでしょうか。

一日でも早く、その日がくればいいなと思います。

そして霊氣では、一人一人が宇宙エネルギーと繋がって意識の波動を高め、創造的に自己実現し、自他の人生に健康、平和、幸福を増進することを最終目的としています。

あなたの可能性を制限する恐れや不安を発生させる不要な「思い込み」

不調の原因はエゴが心の中にため込んだ不要なゴミやこびりついて落ちにくくなった汚れ!?

子どものころに嫌な思いをしたり、心が傷ついたりすると、防衛本能のエゴが働き、心に強固なバリアがはられ、この世で生き残るためにはこうあるべき、という思考が潜在意識の中に保存されて思い込みとなっていきます。
その嫌な思いの記憶と思い込みは、潜在意識の中で愛の波動の魂の道を遮り、宇宙意識と個人を遮断してしまいます。

心理学でデビット・D・バーンズという精神科医が提唱した「認知のゆがみ」といわれる10種類のパターンがありますが、これもほとんど不要な思い込みが引き起こしています。

その他にも、私はこのままでは愛されない、人の言うことを聞かなければならない、思ったことは口に出してはいけない、みっともないなどの、人によって様々な不要な思い込みがあります。

機能不全家庭で育つと、嫌な思いをしたり、心の傷を負うことが多いので、不要な思い込みでがんじがらめになってしまいやすいです。

不要な思い込みがあると、愛のエネルギーが届きにくく、恐れや不安を感じやすくなります。
また、潜在意識の状態がそのまま現実になるので、現実にも、不要な思い込みのエネルギーが様々な「不調」となって表れてきます。


例えば、
・寝ても疲れが取れない
・職場の人間関係が悪くて嫌な気分が続いている
・ストレスが多い
・疲れがたまり仕事でミスをした
・些細なことがきっかけで癇癪を起こし離婚の危機
・大好きな人に裏切られた
・原因不明の体調不良
・子どもがいじめにあった
・不登校、引きこもってしまった、などなど・・・


さきほどの、意識の構造の図に、潜在意識の不要な思い込みを足してみると、少し分かりやすいでしょうか。

意識の構造2

不要な思い込みをお掃除して意識をきれいにする効果

もし今、現実の問題が山積みならば、潜在意識からこの不要な思い込みを、きれいさっぱり除塵して、こびりつきは削り取ったり、溶かしたりして、きれいさっぱり洗い流してすっきりすれば、問題がもはや問題でなくなります。

魂からのメッセージがますます届きやすくなり、自分であることに幸福感を感じ、生きることが楽しくなります。


不要な思い込みをお掃除すると、

・戦うという概念が消える
・劣等感、罪悪感、自己否定が消える
・あらゆる不調が消える
・直感が冴え、シンクロニシティが日常的に起こる。
・“気”の流れがよくなり運がよくなる
・自分らしく楽に生きられるようになり、毎日が楽しくなる

という効果があります。


不要な思い込みのお掃除ツールについては、またの機会に詳しくご紹介いたしますが、一言で簡単に言うと「愛と光」です。

不要な思い込みのその下には、実は、傷ついた感情があります。

「不要な思い込みの浄化」「心の傷の癒し」

それは二つで一つ、表裏一体です。

不要な思い込みは浄化されて宝物になり、心の傷は癒されて魅力に変わります。

感情は、人生の羅針盤です。恐れの感情は、意識が魂と分離していること、愛が薄れていること教えてくれます。恐れは、愛を思い出して~というサインです。

感情についても、またの機会に詳しく触れたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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